秀吉と呼ばれた男

 

 

 呉竹湯で1番最初に仲良くなった常連のおっさんが、秀吉と呼ばれた男である。

何故秀吉なのか?それは後にわかるので最後まで読んで下さい。

 


毎週木曜日は銭湯ウォーリアーズ集結の日。

1週間の中で最も楽しみな日である。

f:id:nukabukuro:20200515154739j:image


いつも通りシャワーで身体を清めたら先ずは深風呂へ。「今日も湧いてんなぁ〜

 


銭湯ウォーリアーズの口癖である。

 

 

銭湯ウォーリアーズについての記事はこちら

 

www.nukabukuro.jp

 

 

ところで、

湧いてるって何?

 

深い意味はないけど、この銭湯イケてるみたいな感じで言ってた。

 

ただ、銭湯好きって、よく銭湯にかけたくなるよね。

10月10日=1010=銭湯の日とか、湯ったりとか。

 

銭湯ウォーリアーズもそう。先代から暖簾分けしていただいた名前だが、銭湯(戦闘)ウォーリアーズ(武士, 戦士, 古つわもの, 勇士)

 

俺の解釈は、例えば仕事(戦闘)でボロボロに傷ついた戦士が銭湯に身体を癒しにいく。みたいな。

 

そんな感覚。

 


湧いてるについて調べると、

 

「湧く」・・・何もないところからあるものが生じること

 

「沸く」・・・人の感情やものの様子が変化すること

 

「湧く」は地下から水が出ることを表していて、「温泉が湧く」「石油が湧く」といったように使う。

 


わいてるを字に起こすと沸いてると思ってたが、湧いてるの方がイケてるやろって事でずっと湧いてるを使っていたが、改めて調べるとこっちで合っていた事に初めて気付く。

 


直感的に湧いてんなぁ〜って使ってたけど、湧いてるの本当の意味、素晴らしいな。

 

 

 

何もないところからあるものが生じること。まさに銭湯ウォーリアーズにふさわしい言葉だ。

 

新しいモノを創りたいと思っている俺に、すごく響いた。

 

湧いてる銭湯はたくさんあるけど、特に呉竹湯は湧いてたなぁ。

 

 

話が脱線し過ぎたので戻します。

 

 

 

深風呂に浸かったあと、2人が限界の水風呂に3人で入り、洞窟サウナへと向かう。砂時計をセットして、他愛もない話をしていた時。オールバック頭の白老が入って来た。

 

f:id:nukabukuro:20200515161833j:image

 

そう。これが秀吉だ。

 


お喋りが好きな彼は早々と話かけてきた。

 


「あんたら、

 

リーフデ号知ってるか?


「は?オランダ船の?」

 


「よー知ってるやん!」

確か、こんな会話だったはず。そこからは、歴史の話が永遠に続いた。特に豊臣秀吉の話が多かった。だが彼はサウナが弱くて話の良いところで限界がきてオチを話す前にサウナから出ていく。いつもそうだった。ペース配分が下手過ぎる。

 


いつも歴史の話(特に豊臣秀吉)をするから秀吉と呼んでいた。本人にも許可を得ていた。

 


天下統一から程遠いおっさんだったが。

 


秀吉はサウナでキツくなってくると、腹回りを異常なくらい撫で回す。口癖は、ほんまやでぇ!いつも話の最後は言っていた。

 


そんな秀吉とは自然に仲良くなった。呉竹湯で出会すともちろん挨拶した。

 

「こんばんはー!」

先に上がる時は「お先ー!」

 


こんな事は常識だと思ってるが、秀吉に褒められた事がある。

「若いのにちゃんと挨拶できてよろしいな。最近の若者は挨拶できひんからなぁ。」

 


俺たちは銭湯ウォーリアーズだ。

その辺の事はちゃんとわきまえている。

 

f:id:nukabukuro:20200515160933j:image

 


秀吉の稼業は婦人服のバイヤー。身なりにはかなり気を使っていた。季節問わずいつもカッターシャツに背広。夏も。風呂上がりも。髪は白髪をムースでオールバックに撫で付けている。季節問わず。夏も。風呂上がりも。外見に気を使ってるせいか、70歳には見えなかった。肌も小麦色に焼けているせいか、白髪が良く似合っていた。

 


秀吉のおっちゃん、なんでそんな焼けてるん?

 


「ん?これか?

オークション焼けや。

 


は?

 


週に1度、婦人服をオークションスタイルで売っている業者がいて、秀吉も運営側で営業していた。なんでも、外でやる為に日焼けするのだとか。

 


まだまだ自分の知らない世界が沢山あるなぁ。

まったく。オークション焼けってなんやねん。

 


自分が気に入った言葉や格言をよく筆に起こしては紙切れを銭湯ウォーリアーズに渡してくれた。

 


「ええか、男っちゅうもんは、負けると分かっててもそこに立ち向かわなあかん時があるんや。逃げたらあかん。ほんまやでぇ!」

 


貰う度にすぐ捨てた。

 


冬はパッチの上に茶色いルーズソックスみたいな防寒具を身につけていて、ロックリーにしか見えなかった。

 

f:id:nukabukuro:20200515160739j:image

 

 


秀吉とは色んな話をしたが、ある日を境に姿を見せなくなった。まさか、逝ったのか?と思ったが、そうではなかった。時間を早めて呉竹湯に行ってるらしいが、どうも訳ありみたいだ。仕事があまり上手く行ってないとも聞いたし、銭湯の客と揉めたとも聞いた。結局の所、その真意はわからない。ただ、色んなおっさんとお喋りをしていた秀吉はある事ない事を言っていた。つまり、ホラ吹きか、狼少年だったと言うわけだ。いや、狼ジジイか。※ジジイといっても若く見える。

 


その辺の事は俺達もわかった上で接していたので、別に驚きはしなかった。

 


だが、その日以来本当に1度も見かける事はなかった。呉竹湯閉店最後の日まで。冷たいよなぁ。

 


今、どうしているのだろうか。変わらず色んな人とお喋りしてるんだろうな。

呉竹湯周辺を生業にしていたから、バッタリ会いそうな気もする。

 


俺達は元気にやってるぜ。

 


ほんまやでぇ!

 

 

本日の一曲はこちら


BIM - Be feat. Bose

 

 

次の常連シリーズは誰でしょう。

Who's Next?

また会いましょう!

 

♨︎ 呉竹湯(廃業)
 
住所  京都市伏見区銀座町3丁目
営業時間16:00〜23:30
定休日 水曜日
駐車場 なし
特徴  洞窟サウナ、タイル絵
 

 

 

 


 

⚠︎Twitterもやってますので、是非フォロー宜しくお願いいたします!

 

   

コメント、ブックマークもお気軽に宜しくお願いします!

 

こちらもクリックして頂けたら幸いです。

 ブログランキング・にほんブログ村へ

 

婆ちゃん家みたいな銭湯

 

※本日も銭湯自粛前のお話しです。

 


この日も昼過ぎから時間が確保できた。

 

『よし、銭湯に行こう!』

 


上がってから夜風に当たる夜の銭湯帰りも良いが

外に出たらまだ明るい銭湯帰りも大好きだ。

 


今日は1人で行く気分ではなかったので仲間に連絡をする。

 


仲間も偶然予定が空いていたので行くことに。

 


そう

 


呉竹湯に次ぐ伝説の銭湯。

 


菊湯だ。

f:id:nukabukuro:20200506192450j:image


伝説というか激レア銭湯。

 


なぜ激レアなのかはこちらの記事をお読みください。

www.nukabukuro.jp

 

 

 

仲間と合流して歩いて向かう。

 


まだ少し肌寒かったので、脱衣所で石油ストーブが設置されていた。

 


石油ストーブの匂いと、この古びた内装。

 

婆ちゃんの家を思い出す。

 


相変わらずの湯煙で浴室内は真っ白になっていた。

 

 

ゴムの付いたロッカーの鍵をいつも通り足に巻く。

普通ならそのまま足に付けれるが、菊湯のロッカーキーについているゴムは伸びきっているので二重で巻かないと足からずれ落ちてしまう。

 

これもまた良い。

 


令和という時代を全く感じさせない。

 


浴室に入ると湯煙が体を包み込み、バスロマンの匂いが鼻から入り脳内を包み込む。

 


一瞬にして身体の全てが菊湯に包み込まれる。

 


先客は2名。

 


体を清めて、熱い湯に浸かる。

新地湯ほどではないが、身体が真っ赤になるほど熱い。

 


次に黄緑色の薬湯に浸かる。

湯加減は絶妙に良い。

 


薬湯に浸かりながら小汚い天井を仰ぐ。

さらに鼻から薬湯の香りが入り込み、脳内セロトニンを活性化させる。

 

『ごって気持ち良い。』

 


さぁサウナに行くか。

 


1セット目はかなりぬるく、じっくりと身体の芯へと徐々に温めてきた。

サウナも狭くて無音。

やけに落ち着く。

 


1セット目終了。

 


狭い水風呂に2人で入る。

狭さといい、造りもどこか呉竹湯を感じる部分があり、懐かしさを感じた。

 


外気浴をしてしっかりとリセットをする。

 


少しずつではあるが、客も増えてきた。

 


サウナ2セット目。

 


先客が2名いたので我々で満員

菊湯のサウナは4名が限界だ。

 


サウナ内は1セット目よりさらに熱くなっていた。

 


我々もサウナ内で話すことはなく、サウナにいた4人が無音を楽しむかのように静かだった。

 


全員何を考えていたのかは知らないが、多分全員何も考えていなかったと思う。

 

ただただ静寂を楽しんでいた。

 


2セット目が終了し、水風呂から外気浴へと移る。

(ちなみに外気浴と言ってますが、外気に触れる場所はないので脱衣所での小休憩を差す。)

 


3セット目に向かう。

 

時間はある。

仲間とゆっくりと風呂を楽しんだのは久々な感じがした。

 


陽の位置が移動して、脱衣所から浴室に陽の光が入ってきた。

湯煙の隙間から差し込む光がやたらと綺麗だった。

 

まるでオーロラみたく

光がゆっくりと優美に揺れていた。

 

  

3セット目のサウナは更に熱く感じた。

『バグってるのか?』

 


初めは我々だけだったが、途中で一人のおっさんが入ってきた。

 

もちろん詰めて座っても狭い空間ではあるが、人が入ってきたら形だけでも少し動こうとする。

これはサウナでのだと思っている。

 

前を通る時は軽くお辞儀をして、すみませんと一声かける。

これも銭湯ウォーリアーズの掟だ。

 


我々が少し詰めようと動いたとき、入ってきたおっさんが、

「ええよええよ!ゆっくりしとき!」と言ってくれた。

 

これだけでサウナ内はピースな空間になった。

まさにここでは『人種も政治も宗教もいらないところ』だ。


3セット目もしっかりと追い込んで水風呂へ。


『さぁあいつを迎え入れる準備はできている。』

 

外気浴をしに脱衣所へと向かう。

 


先に上がっていたおっさんが湯煙トーク(談話)をしていて、片方がもう1人にビールを奢っていた。

 
『良い光景だな。』

と裏腹に目の前でビールを呑まれると、我慢している身にはかなりキツかった。

 


外気浴を終えて身体を改めて清めて、もう一度薬湯に浸かる。

完全に仕上がっている。

 


上がってから待ちに待ったお待ちかねの時間。

 

そう

 

アサヒスーパードライだ!


最高に美味かった。

 


今日の風呂上りはポカリではなく、ビールを飲むと決めていたので、サウナも追い込んだ。

追い込んだ分、美味さが増していた。

 


正直、一気飲みできるほど美味かったが、我慢して何とか3.5口まで楽しみを引き伸ばしたがしっかりと最後まで美味しかった。

 

ビールを飲み干し、外に出る。

 

外はまだ明るく、夕暮れ時で風が少しヒンヤリする。

 

『気持ち良い。なんて贅沢な日なんだ。』

 

行きに通った公園で遊んでいた子供たちはもういなく、夕飯の時間のチャイムが僕達にも聞こえた。

 

『餃子とか食べたいな。』

『レバニラとかも良いな』

ふと思ったことを友人に言った。

 

『餃子、食べに行こうよ』

待ってましたと言わんばかりに、友人も僕の意思を感じ取ってくれた。

 

しかもレバニラで連想するものが一緒だったのも驚きだった。

 

その連想したものはある曲のこのライン。

 

「メニューの表記は『レバニラ』やのに

『ニラレバ』と言われ

『レバニラ』と通さず

『ニラレバ1つ』と通したホール

こういうのが優しさやと思う」

 

景色 神門(ごうど)-

 

良い曲なので是非聴いてみてください!

 

話が脱線しかけました。

 

その後、餃子とレバニラ含む中華とたこ焼きという謎の組み合わせを持ち帰りして、

友人宅で食べて帰宅した。

 

 

今こんな状況だからこそ、身近な幸せを再確認できたら良いですね!

 

終息したら銭湯に思う存分、銭を落としに行きましょう!!

 

 

そんな今日の一曲はこちら。

youtu.be

 

 

♨︎ 菊湯
 
住所  京都市伏見区菊屋町849
営業時間16:30〜21:00
定休日 火.木.土
駐車場 なし
特徴  週4日.4時間30分営業の激レア
 

 

⚠︎Twitterもやってますので、是非フォロー宜しくお願いいたします!

 

   

コメント、ブックマークもお気軽に宜しくお願いします!

 

こちらもクリックして頂けたら幸いです。

 ブログランキング・にほんブログ村へ

 

450円の身近な贅沢

 

コロナ自粛前に訪れた銭湯のお話しです。

 


あの日は確か16時ぐらいで陽もまだ出ていて明るかった。

 


久しぶりに明るいうちに銭湯に入れる時間が確保できたのでどこに向かおうか迷った。

 


僕の選択肢は5軒あった。

 

  • 新地湯
  • 観月湯
  • やしろ湯
  • 洛陽湯
  • 寿湯

 
『新地湯』は湯が熱くてどちらかと言うとゆっくりはできないので、選択肢から省いた。

 
久々に『露天風呂』も入りたいなとなり『観月湯』『やしろ湯(半露天風呂も却下)』

も省いた。


広い露天風呂に入り、熱いサウナでゆっくり追い込み、外気浴もできるところ。

 


そう

 


洛陽湯だ。

 


洛陽湯には大きな円型の露天風呂があり、その周りにプールサイドにあるリクライニングチェアがあった。

そして何と言っても京都で一番大きい水風呂が売りだ。 


前回訪れたときは生憎、露天風呂には入れなかったので『この機会に行こう!』

となり向かった。

 

前回訪れた際の記事はこちら 。

www.nukabukuro.jp

 


平日ではあったが駐車場も満車、店の前に自転車も多く止まっていた。

 


前回は夜に行ったので4名ほどしかいなかった。

 


やっぱり人気なんだなと感じた。

 


少し離れたパーキングに車を止めて、歩きで向かう。

 
明るみの中で見る銭湯は前を通ることの方が多いが、今日は違う。

日差しに照らされた暖簾を潜る。

 

f:id:nukabukuro:20200505024640j:image


浴室に入り、洛陽湯の昼間の良さを痛感した。

 

広い天井から差し込む光白を基調としたタイルガラス張りから見える露天風呂が開放感をさらに際立たせていた。

そして壁を越えた女湯から『こんにちは〜』と常連同士が挨拶している声が聞こえてきた。


10名ほど先客はいたが、カランの設置が5ヶ所ほどに別れている造りは圧迫感を感じさせなかった。

 


まずは入念に身を清めて、内風呂から。

 


熱めの湯がかなり染みた。

 


天井を眺めながら深くため息をついた。

『嗚呼、気持ち良い。』

 


思わず昇天しそうなぐらい気持ち良かった。

 


そのあと、初の露天風呂へ。

 


露天風呂の上には櫓型の屋根があったが、青空も眺めることができてここでも昇天しそうになった。

 


露天風呂に入りながら、その周りを外気浴中のおっさんに囲まれる異様な光景ではあったが、快楽を前に周りのことなど気にする余裕もなかった

 


露天風呂から上りサウナに向かう。

 


1セット目。

 

しっかりと熱い。

目を瞑り、汗が流れ出ることにただただ集中する。

サウナ内にはテレビがついているが、少しずつテレビの音が気にならなくなってくる。

しっかりとキマった。

 


汗を流し、プールの如くでかい水風呂に浸かる。

 


温度も最適。

 


そしてお待ちかねの外気浴へと向かう。

住宅街にある銭湯なのに、ちょっとしたリゾート地に来たかのように喧騒から隔離された空間にまた、ため息が出た。

 

『嗚呼、ごって気持ち良いやん。』

 


露天風呂には紋紋のおっさんがいて、『ここにもそういった人が来るんだ』

と少し嬉しくなってしまった。

 


しっかりと外気浴でリセットし、2セット目。

 


紋紋のおっさんと常連たちがサウナ内で楽しそうに話していた。

 


8分間ずっと話は聞こえていたが、全くなんの話か分からなかった

『これは彼らの技術なのか?』

 

『こんなにも何の話をしているか分からないことはあるのか?』

ってぐらい分からなかった。

 

『それか自分がサウナでキマりすぎて頭が回っていなかっただけなのか?』

 


そんなことはどうでもいい。

2セット目終了

 


この回の水風呂も外気浴も最高だった。

 


外気浴中に水風呂の方から『バシャーン』と大きな音がなったので、

見るとサウナ終わりのおっさんが次々と水風呂に豪快にダイブしていた

 

その光景が面白すぎた。

 

恐らく60歳ぐらいのおっさんまでもが、サウナでヘロヘロになりながら水風呂に豪快にダイブしていた。

 

しかも飛び込む素振りもなく水風呂の淵に立って、倒れるかのようにダイブしていたおっさんもいれば、頭から勢いよくダイブする奴もいて何かの競技みたいで面白かった。

しかもその光景をガラス越しに外から見ていたので、なお競技感が強かった。

 

自分が審査員なら、スキンヘッドのおっさんが水面ギリギリを頭から勢い良く飛び込んでいたのが印象的で優勝かな。

 

もはや水面に向かって回転をかけた石を投げて石が水切りしているように見えてしまったのでポイントは高い。

 

f:id:nukabukuro:20200505024659j:image


『平和だな〜』

と感じながら外気浴をしていると、隣で外気浴をしていたおっさんが立ち上がり、櫓型の屋根にぶら下がりながらチンニング(懸垂)を始め出した。

 

『笑かすなぁ』

 

 

気を取り直してサウナ3セット目に向かう。

これがラスト。

惜しく感じてしまう。

 

別に何セットしても怒られないが、3セットぐらいにしないとその後頭が回らなくなるので、基本は3セットでセーブしている。

 
3セット目はサウナストーブの真前を陣取る。

 
かなり熱い。

 

そして紋紋おっさんたちがまた、たわいも無い話をしているが、全くもって何の話か分からなかった。

それで話が通じる奴らの友情は深いなと感じた。


砂時計が終わりの合図を示し、3セット目終了。

 
汗を流して、水風呂にダイブ。

 

『超気持ち良い』

 
水風呂に入っていると小学1年かそれより少し下ぐらいの男の子とそのお父さんが水風呂に入ってきた。

 
男の子がが平泳で自分の前を行ったり来たりしている。


『ここは銭湯か?』と疑ってしまった。

 


そこから外気浴をして、最後に露天風呂に浸かった。

時間にして15〜20分弱はあったが、その間もずっと先ほどいた男の子とそのお父さんが水風呂で遊んでいた。

 


『結構冷たい水風呂なのにすごいな』と感心した。

(大人になっても水風呂に入れない人もいるのに。)


泳いでると思えば、お父さんに豪快に投げられたりしていた。

もはや『銭湯ではなく、プールとして来てるのかな?』と思うぐらい水風呂で本気で遊んでいた。

 


逆に『俺はプールなの附属しているお風呂をメインに来てるのか?』と錯覚してしまうぐらいだった。

 


上がってからポカリをあえて飲まずにチェリオの自販機でFORを購入。

 

f:id:nukabukuro:20200505024736j:image


懐かしい。

 


上がっても外はまだ明るく、たった450円

ジュース代を入れても550円しか使っていないのに贅沢な一日だと感じた。

 

 

そんな今日の一曲はこちら。

youtu.be

 

 

 結局贅沢とは値段ではないなと感じた。

 

俺にとって銭湯はいつまでも身近で贅沢な存在でありますように。

 

♨︎ 洛陽湯
 
住所  京都市南区唐橋平垣町68-6
営業時間14:00〜24:00
定休日 無休
駐車場 8台
特徴  京都1広い水風呂,豪華な露天風呂
 

 


 

⚠︎Twitterもやってますので、是非フォロー宜しくお願いいたします!

 

   

コメント、ブックマークもお気軽に宜しくお願いします!

 

こちらもクリックして頂けたら幸いです。

 ブログランキング・にほんブログ村へ

 

湯煙に魅せられて

 

 
この自粛期間に入る前に訪れた銭湯の話。

 


向かったのは新地湯

 


通称『湯煙の城』と呼んでいる

 


なぜそう呼ぶのか?

 

f:id:nukabukuro:20200423163631j:image


写真の通り、建て構えが城に似ているからだ。

 

誰が見ても思うだろう。

 

京都では群を抜いてかっこいい外観だと思う。

そして激熱な湯ミストサウナが名物だ。

 

正直、新地湯のお湯の熱さより熱いところは未だ出会ったことがない。

 


そして新地湯の位置する中書島は昔、遊郭だった。

その風情は今もなお残っていて、夜に新地湯に訪れるとオレンジ色の街灯が照らす街並みは少しタイムスリップした気持ちにさせる。

並びにはスナックがあり、いつも風呂を上がると下手くそなカラオケが聞こえてくる。

 


呉竹湯が閉店してから呉竹湯常連たちが新地湯に移籍しているという噂を聞き立てて、『誰かに会えるかな』と淡い期待を抱き、暖簾をくぐった。

 


先客は3名

 


誰一人として知ってる人はいなかった。

 


寂しい気持ちと、このシケきった脱衣所が更に空虚感を煽ぎ立てた。

 


まぁ気にすることなく入浴する。

 


新地湯での立ち回りは銭湯仲間に教えてもらったのでその通りに行動する。

 


まずは身を清めて、すぐにミストサウナに向かう、じっくりミストサウナで体を温める。

ラジオやテレビはないので、ミストのサーサーっと吹き出る音を聞きながら目を瞑り自分と向き合う。

 

新地湯ってこんなに静かだったっけな 。


段々とサーサーというミストの吹き出る音が波の音のように心地よく感じてきた。

 


ここで1セット目終了。

 


入念に汗を流し、水風呂へ。

 


そこから間を空けずに2セット目に入る。

 


先程と同じようにミストと一体になるかのよう、リラックスし少しずつ目を瞑る。

 

ミストの音に集中する。

 


1セット目よりも心なしか熱く感じる。

 


少しずつミストの吹き出す音が波の音に変わりかけた

 


その瞬間

 


ピタッと音が止まった。

 


波の音を通り越した『無の境地』に行ったか!?と思ったが

 

目を開けるとミストが切られていた。

 


時刻は22時40分ほどだったと思う。

到着したのは既に22時を過ぎていた。

 

新地湯の営業時間は23時迄

 


普通なら、『は!?』って思うかもしれない。

怒る人もいるかもしれない。

『故障か?』と勘ぐる人もいるかもしれない。

 


でも俺は新地湯のおばちゃんのスタンスを知っているから

 

やりやがったな』

と思った。

 


新地湯のおばちゃんの商売スタイルはかなり強気だ。

 


22時半を過ぎたら入店お断りする時もあるみたいだ。笑

(特に一見さんは気をつけた方が良さそう。)

 


ミストサウナが切られ、サウナを強制終了させられたので仕方なく身体を洗い、

激熱風呂に少し浸かって上がった。

 


自分が最後の客だった。

 


外でタバコを吸いながら下手くそなカラオケを聴く。

 


昔の人は、ここで風呂に入ってから英気を養って遊びに行ったのかな。

いや、遊郭で遊んで最後に風呂で締めたのかな。

自分みたいに仕事終わりに癒されに訪れ、道ゆく人にジェラシーを感じながら明日に向けての活力にしたのだろうか、

 

そう考えていると


『まぁこんな日も悪くないか』 

 

過去で現在を美化した

 

今や色んな銭湯に行くようになり、自分の中に手札が出来上がってきた。

 

ゆっくり入るなら此処、仲間と行くなら彼処

 

新地湯は静かに自分と向き合う場所かもしれない。

 

心と身体を整えて帰路につく。

 


そんな今日の一曲はこちら。

 

My,My,My-Johnny Gill

youtu.be

 

♨︎ 新地湯
 
住所  京都市伏見区南新地4-31
営業時間16時〜23時
定休日 月曜日
駐車場 1台
特徴  激熱湯、ミストサウナ
 

 


 

⚠︎Twitterもやってますので、是非フォロー宜しくお願いいたします!

 

   

コメント、ブックマークもお気軽に宜しくお願いします!

 

こちらもクリックして頂けたら幸いです。

 ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

仙人と呼ばれた男

 

最近は銭湯を自粛しているので銭湯以外のネタが多いですが、久々に銭湯ネタいきます。


もちろん過去の話です。

 


呉竹湯に通っていた時のお話

 

f:id:nukabukuro:20200421025613j:image


ちょうど3人で行き出したころに出会った1人の常連。 


出会いは確か、呉竹湯でサウナ後の水風呂に入った時だった。

 

我々は2人でもギリギリのあの狭い水風呂に3人で浸かっていた。

1人だけ待たすのも違うし

交代で入るのも何か違う気がして、ルーティン的に3人で入っていた。

正直かなり狭いが、3人が入れるフォーメーションを我々は習得していた

 

後に呉竹湯常連の中では一つの風物詩かの如く定着した光景になった。

(21時〜閉店の夜の部の話)

 
いつも、『仲良いなー!』って声をかけてくる常連や

一緒に入ろうとしてくる常連もいた。(ケンジ)

 


それは後の話。

 


初めの頃にその光景を見た

威勢の良いメガネのレンズがやたら分厚いおっさん

 

「お前らの風呂ちゃうぞ!」

と怒られた。

 


まぁ怒られても仕方ないと思いつつ、「お前の風呂でもないけどな!」と内心思いながらも「すいませーん」と平謝りし、サウナに戻った。

 


サウナに戻ると

 


・2人組の中年(後の乳首ブラザーズ a.k.a. 乳首BROS)

・スキンヘッドの痩せ型でやたらと顎髭が長い爺さん

・デカ目のハゲたおっさん(ケンジ)

 


『兄ちゃんらあのおっさんに怒られたん?』

乳首BROSの兄が話しかけてきた。

 


『お前らの風呂ちゃうぞって怒られました。』

と返すと

 


『あいつこそ自分の風呂やと思っとるけどな!』

『ええやんな別に!水風呂3人で入ろうが!』

と我々を擁護し、具体名は忘れたがその頃、銭湯初心者の我々に近場で水風呂が広い銭湯も教えてくれた。

 

 

そこからサウナ内は常連たちの厚レンズのおっさんに対する愚痴で盛り上がった。

サウナの温度も5°は上がったんじゃないだろうか。

 

 

厚レンズは常連にも相当嫌われていた。

 


スキンヘッドの痩せ型で顎髭がやたらと長い爺さんも揉めたことがあると話してくれた。

 


綺麗に洗ったタオルがたまたま湯船に少し浸かってしまったのを見ていたらしく

 

「おっさん!湯船にタオル着けんなや!」

と怒ってきた様で

 

それに対して爺さんは

タオルを綺麗に洗ってるのを見てもいない癖に言われたこと、目上に対して口の利き方がなってないことで怒り

『ケロリンの桶でケツをしばいてやったと言っていた。

f:id:nukabukuro:20200421025531j:image


正直その話を聞いた時

 


『こんなガリガリの爺さんがそんなことできるか?』

と少し疑ってしまった。

 


見るからに雑魚そう

そう思ってしまった。

 


でも深く話すにつれてその爺さん仕事は沖縄伝統空手の師範で、今も指導をしていると言っていた。

 

それを聞いてもまだ疑いは晴れなかった

 


しかし実際に頸動脈を締める技鼓膜を破る技などを教えてもらい、その技のレパートリーや種類から本物だと信じさせてくれた。

 


自分より大きい相手でも臆することなく倒せると豪語していた。

あのオーラは本物だと思う。

本気で怒ると拳から龍を出しそうな湧き出る”何か”があった。

 


実際、オリンピック種目に空手が追加されたことで指導していると話していたので、嘘でなければ結構すごい人。

空手の協会に属しているみたいだ。

 


そんな爺さんを我々は仙人と名付けた。

 


仙人は我々を好いてくれていた。

呉竹湯で会えば技を伝授してもらっていた。

 

中でも謝りながら喉を突く技はそのシチュエーションになれば絶対に使いたい技だ。

(詳しくは教えません。)

 


仙人は我々が銭湯で出会ったら『こんばんは』

帰りには『さよなら』と挨拶していたことを凄く褒めていたのを覚えている。

 

仙人曰く、まともに挨拶できない人が多いと言っていた。

 

『武道に生きる人』らしいなと改めて好きになった。

 


そんなある日

 


いつものように3人で呉竹湯に行き、すでに常連が揃っていて、その中に仙人もいた。

 


こんばんは!といつも通り挨拶をし、その後サウナで一緒になった。

 


顔をよく見ると

 


長く伸ばしていた顎髭が全てなくなっていた。

 


『え!?』

 

『髭どうしたんですか?』

 

と聞くと

 


友人が大病に侵されて、その病気が治るようにと願掛けで髭を伸ばし続けていたそうで、その友人の病気が治ったので、髭を全て剃ったと。

 


カッコ良すぎる!

 


実際調べてみるとそういった願掛けをするのは古来からあるそうだ。

自らが何かを我慢することで、等価交換としての成功を期待するということだ。

 


髭を剃るとただの優しい爺さんにしか見えないが、髭がなくてもやっぱり仙人は仙人。

 


その後も仙人からは護身術を学んだ。

結局、龍拳は見ることなく、時間帯が被らなくなり疎遠になってしまった。

 


今はどこで何をしているのだろうか。

 

もはや京都にいるのかな。沖縄かな?

 


ふと懐かしくなりこの記事に至る。

 


きっと仙人のことなのでまだ元気に生きているのだろう。

 


呉竹湯なき今、どこの風呂に行ってるのかな。

 


また会いたいぜ仙人。

 


いや、また会えるな仙人。

 


そんな今日の一曲はこちら。

youtu.be

 

タイトル含めてぴったりの曲だ。

 

次の常連シリーズは誰でしょう。

Who's Next?

また会いましょう!

 

♨︎ 呉竹湯(廃業)
 
住所  京都市伏見区銀座3丁目315
営業時間16:00〜23:30
定休日 水曜
駐車場 なし
特徴  洞窟サウナ,タイルの絵
 

 


 

⚠︎Twitterもやってますので、是非フォロー宜しくお願いいたします!

 

   

コメント、ブックマークもお気軽に宜しくお願いします!

 

こちらもクリックして頂けたら幸いです。

 ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

この心がゆれる時がある【天翔の湯 大門】

 

先日の仕事終わり。

 

 

断られるだろうな〜。
もう既に行ったパターンかな〜。

 

80%思いながらも銭湯仲間を風呂に誘った。

 


勧誘成功

 


久々に2人で銭湯に行く。

 

時刻は22時を過ぎており、ゆっくりできるとこがいいなと思い、

25時〜26時ぐらいまで営業している銭湯を探す。

 


『やしろ湯』も25時まで営業しているので候補ではあったが

 

www.nukabukuro.jp

 

 

せっかくだし、行ったことのないところに行こう!

 

 

ということで行ってまいりました!

 

   

天然温泉 天翔の湯 大門

 

 

f:id:nukabukuro:20200405100814j:image

 

 

営業時間は14時〜25時までの銭湯。

 

友人の運転で向かった。

 

駐車場は6台あるものの、細い道をすり抜けなければいけない難易度高めな駐車場だった。

 

細い道をなんとか潜り抜けて駐車場に車を止める。

 

ここで擦りでもすれば我々のテンションは底の底だ。

 

以前、キャンプに行った時にその友人は車を擦ってテンションが地の底に落ちていたのが脳裏によぎったが、

 

『人は経験を積むことで成長する』

とはよく言ったものだ。

 

無傷!あざす!

 


さぁ、どんなものかなと踊る気持ちを抑えて、まずは外観を眺めながら一服。

 

若い女性がバイクで来店

 

客層は若めなのかな?

 

自販機でMATCHを発見

 

今日の風呂上がりはMATCHだな。

 

と脳内でシミレーション。

 
いざ、入店!

 

 

設備

 

券売機で入浴券を買い、番台に入浴券を渡すタイプ。

 

入浴券を渡し、暖簾を潜る。


脱衣所では紋紋のおっさんが上がって身支度をしていた。

 

急にでかい声を出した!!

 

とびっくりしたら壁を越えた女湯にいる嫁と壁を挟んで会話をしていた。 


銭湯らしいこの光景いいな。

 


浴室は細長い形状で奥に向かうと、これまた珍しい水素風呂と外には岩風呂の露天があった。

 

町の銭湯にしては豪華で良いですね〜


まずは身を清めて、入浴。

 
お湯の温度は熱すぎず、ぬるすぎず丁度良い。

 
一通り全ての湯に浸かる。

 

露天風呂はなんと、京都で初めての天然温泉で源泉掛け流しをした銭湯だけあって、湯が濁っていて銭湯クオリティでは考えられないぐらい良い湯だった。

 

 

よし、お次はサウナに入ろう。

 


サウナは雛壇タイプで、熱さも良い感じ。

 

砂時計とかなり小音のテレビが設置されており、その日は全く知らない洋画が放送されていた。

 

1セット目はアップ程度に汗を流して水風呂へ。

 
水風呂の温度も丁度良く、3人ぐらいは同時に入れる大きさ。

 

気持ちの良い汗を流し、あっという間にサウナ3セットが終了。

 

かなり気持ちが良かったので、一服したくなり『一度上がって一服休憩しよう』となった。

 

口論


脱衣所で服を着ている時に壁を挟んだ女湯の方から

 

お姉ちゃんドア閉めて!!

 

おばちゃんが怒り口調で言っているのが聞こえた。

 

勝手に閉まると思ってました!

 

言われた相手も少し強気に返していた。

 

勝手に閉まらんよ!!
開けっ放しやったら外から丸見えやんか、早よ閉めて!

 

と返したおばちゃん。

 

口論になるかと思いきや、おばちゃんに言われた相手は素直にドアを閉めたのであろう、その後は何もなさそうだったので良かった。

 

この心がゆれる時がある

 

 
外に出るので念のため番台のおっちゃんに一声かける。

 

タバコ吸いに外出るねー


そこからおっちゃんとの会話が弾んだ。

 

昔は中でタバコ吸えたんやけど、オリンピックやるから禁煙になって、そのせいでビールの売り上げも落ちたわ〜
ほんでオリンピック延期やろ?何のために早くから禁煙にしたんや!

 
と、おっちゃんが不満を吐き出していた。

でも最後は

 

ゆっくり外で吸ってきて〜

 

と優しく言われ、僕のこころがゆれ

 

初めて来た一見にも優しい店主だな〜


確かに嫌煙する人もいるけど、それが楽しみの人もいる。

 

どっちを取るかはお店の方次第だけど、好きなようにできない部分もあるんだなと感じた。

 
一服しながら休憩をしていると、僕たちが入店する前に来ていたバイクの若い女性が上がって帰ろうとしていた。

 

タイミングなど色々考えたら先ほど壁の向こう側で聞こえていた口論のおばちゃんの相手はこの人だろうなと推測した。

その女性が出てきて少しして、もう一人デカめのおばちゃんが出てきた。

 

これで音声だけだった口論が完全に人物まで明らかになった。

 

そして友人がそのデカめのおばちゃんに

 

さっきの若い子と喧嘩してたやろ?聞こえてたで

 

と話しかけた。

 

するとおばちゃんは

 

喧嘩なんてしてないよ!
ドア開けたまま出て行ったから、閉めてって言うたら『勝手に閉まると思ってた』って、勝手に閉まるわけないやんなー!?

 

確かにそうっすね。(苦笑い)

 

そんなんでお兄さんたちがぱっと通った時に見たくなくても、『見た』『見てない』ってなったら可哀想やろー!?

 

それはそうっすね。(苦笑い)

 

あんなん別に怒ってないで、いつも言うてるから!
次、女湯から声聞こえたらおばちゃんやと思ってくれたらええわ!

 

と言って車に乗り込み、去って行った。

 

パワフルなおばちゃんだったけど、結局は周りの人のことも考えている良い人なんだなと思った。

 

が、

 

そのおばちゃんが我々と会話している時、完全にノーブラだったのは確認できた。

 

数秒前に我々に話していた、『見た』『見てない』論争はここにも適用されるのか!?
そしてそれは良いんかい!!

 

と強く思った。

 

まず暖簾の隙間から脱衣所の奥まで見えることはない。

 

心配ない。

 

ただこの手の話はあるあるだ。

 

呉竹湯でもよく目撃した。

 

銭湯に来たことない人だとスーパー銭湯同様に脱衣所と浴室を繋ぐドアが勝手に閉まると思い込んで開けたままにして注意される。

 

僕は呉竹湯で後ろに友人がついて来ていたので開けたままにしていたのを常連のおっさんに

 

閉めろ!!

 

と怒られて口論になったことがあったので今回のおばちゃんの口論は懐かしい気持ちになった。

 


一服も終了し、風呂に戻る。

 
脱衣所に入って気がついた。

 

ロッカーの鍵がない!!

 

慌てて探すが見当たらない。

 
店主のおっちゃんにも聞いたが

 

知らんで、タバコ吸うてる時に落としたんちゃうか?
もう一回外探してみ

 

と言われたので再び外に出る。

 
自分が居たであろう場所の地面に顔を近づけ目を凝らした。

 

ない!!

 
少し範囲を広げて周囲の地面も探す。


視界を移動させた時に目に入った。


己の足首に付いたままの鍵。

 
僕は銭湯に入る時、ロッカーの鍵は基本的に足につける。

 

一服休憩でもルーティンで足首に付けたのを忘れていた。

 


これは恥ずかしい。

 
風呂に戻るとおっちゃんが心配そうな顔で

 

あったか!?

 

と聞いてきた。

 

足につけてました!!

 

とあえて元気良く言うと

 

なんやそれ!
そんな暇に付き合ってられへんで!早よ入りや!

 

と、また優しい笑顔で言われ、迷惑をかけたがこの銭湯の暖かさを更に感じた。

 
改めて全身を入念に清めて、風呂に浸かってから上がった。

 


さぁお待ちかねのMATCHをキメる。

 

長風呂上がりのMATCHは全身に染み渡り、最高だった。

 

 


しかも明日はMillandscapeで初のコテージ泊だ。

 

Millandscapeとは?となった方はこちら。

 

www.nukabukuro.jp

 

控えめに言っても最高な前夜。

 

楽しむ準備を整えて眠りについた。

 

www.nukabukuro.jp

 

 

 

 
 


そんな今日の一曲はこちら。

 

ゆれる-EVISBEATS feat.田我流

 

youtu.be

 

 

『人種も政治も宗教も要らないとこ』

 
まさに銭湯だな。

 

 

♨︎ 天然温泉 天翔の湯 大門
 
住所  京都市右京区西京極大門町19-4
営業時間14:00〜25:00
定休日 火曜日
駐車場 6台(狭い)
特徴  天然温泉の露天風呂

 

 

 

 

 


 

⚠︎Twitterのフォローも是非、宜しくお願いします!

 

 

 

【コメント】【ブックマーク】【読者登録】お気軽に宜しくお願いします!

 

こちらもクリックして頂けたら幸いです。

にほんブログ村 にほんブログ村へ

 

 

 

 

 

銭湯ウォーリアーズ

 

 

皆さまこんばんは。

 

ぬか袋です。

 

いきなりですが......

 

 Q.このステッカーを見かけたことはありますか?

 

f:id:nukabukuro:20210514172910j:image

 

 

主に呉竹湯』周辺ですが、『町の銭湯』の近くにたまに貼ってます。

 

  

f:id:nukabukuro:20200327112435j:image

 

 

f:id:nukabukuro:20200327112439j:image

 

 

貼ってある場所は京都が中心ですが、一部違う所にも貼っている可能性がございます。

(正確に貼った場所は覚えていない。)

 

 

 

 

 

銭湯ウォーリアーズ

 

主要メンバーは3人。

 

学生時代に仲の良い友人と毎週木曜日の20時頃から『呉竹湯』に行くことが定例化した。


僕らは、ただ『町の銭湯』が好きで『呉竹湯』を愛していた。

 

f:id:nukabukuro:20210514174312j:image

 

毎週通っていたので、それが段々とクルー化していった。

 
その時に

 

このクルーの名前はどうしようかな?

 

 と思った。

 

でも内心、あの名前しか思いつかなかった。

 

銭湯ウォーリアーズ

 
この名は僕たちが考えたものではない。

 
正式にいうと、僕の学生時代のアルバイト先にいた先輩の実家が銭湯で、その方がアルバイト終わりに数人で銭湯に行くクルーに付けた名前だった。 

 

僕はそのクルーには属しておらず、僕以外の2人に関しては名付け親に会ったことがない。


なので暖簾分けしていただいた名前だ。

 
故に思い出深い名前。

 
銭湯ウォーリアーズを名乗り出したころは銭湯ブームが下火ぐらいだったと思うので、銭湯クルーでは割と先駆け的な存在かもしれない。

 
主な活動は『呉竹湯』に毎週木曜日に集まり、常連たちと話し、呉竹湯を活性化させる非営利団体だ。

 

f:id:nukabukuro:20210514174438j:image

 

 

当時、たまに他の銭湯にも行くことがあったが、それは犬のマーキング程度と思っていただきたい。

 

 

入門試験

 

立ち上げ当初から在籍している主要メンバーの3人は『銭湯員』と名乗れるが、それ以外のメンバーは『銭湯員 候補生』呼ばれ、入門試験をクリアしてやっと『銭湯員』と名乗れるようになる。

 

 

入門試験の内容は、まず呉竹湯のサウナ(通称 洞窟サウナ)10分間入る。

 

もう水風呂のことしか考えられない!!

 

ここまで追い込まれた状態での大喜利だ。

 

面白かったら合格

 

『候補生』から『銭湯員』へと変わる。

 

つまり誰でも入れる団体ではなかった。

 

てかなんで大喜利!?

 

 

サウナで追い込まれた状態での発言の面白さを評価基準にしていた。

人間、追い込まれた時に本来の力が出る。

 

火事場の馬鹿力!

 

それを引き出す為のサウナで、大喜利だ。

 

何度か入門試験を行なってきたが通過者は1名のみ。

(その1名は参加率の低さで破門になった。)


当時、3人だったレギュラーのうち1人は仕事の都合で疎遠。

そして2019年12月31日をもって拠点であった『呉竹湯』が閉店

 

しかし、当時のメンバーの1人とは未だにいろんな銭湯に行っており、疎遠の1人も新たな地で銭湯に通っているみたいだ。

 

拠点もなくなり、メンバーも減ってしまったが

 

 

銭湯ウォーリアーズは永遠に不滅です!!

 


是非ステッカーを見つけた方は写真でも撮ってSNSに上げてください。

(上げたからといって特になにもありませんが。。)

 

ステッカーが欲しい方は町のどこかの銭湯で銭湯員と出くわしたら貰ってください。

(難易度高い!)

 

 

 

www.nukabukuro.jp

www.nukabukuro.jp

www.nukabukuro.jp

www.nukabukuro.jp

www.nukabukuro.jp

 

 

 では本日はこの辺で。

 

Sara Smile-Daryl Hall & John Oates

 

youtu.be

  

 

 

 
 
 

 


 

⚠︎Twitterのフォローも是非、宜しくお願いします!

 

 

 

【コメント】【ブックマーク】【読者登録】お気軽に宜しくお願いします!

 

こちらもクリックして頂けたら幸いです。

にほんブログ村 にほんブログ村へ