私は昨日
後回しにし続けたある事に手をつけた。
あれからどれぐらい放置しただろうか
約2年?ほど
いや、もっとかもしれない。
放置し続けて傘かけと化していた。
そう
自転車だ
通称チャリだ
大学3回生の時に購入したが、その後1年ほどで頻繁にチェーンが外れるようになった。
サドルも硬く、ママチャリに慣れすぎた故にロードバイクの姿勢は辛くて、正直乗り辛かった。
ハンドルのグリップも純正装備の物は日差しで溶けたのかベタベタしていた。
なぜ買ったのか?
・良いチャリがずっと欲しかった。
・カルチャー的にもBMXには憧れがあった。
・ただ長距離も走ってみたかった。
・速い自転車ってハイテク過ぎてファッション的要素がなく、ダサいと思っていた。
どれにすれば良いか?
正直興味はあるけど、探し回るほどの気合いはなく、『ママチャリでいいや』となっていた。
が
この自転車を見つけた時、見た目にやられた。
いわゆる一目惚れだ、しかもママチャリ以外乗ってこなかったので初恋だ。
FUJI STROLL
(こちらは今年のモデル)
このレトロ感、昔っぽい感じに凄くそそられてしまった。
値段も当時の自分からしても少し頑張れば買える値段だった。
購入を悩んでいた時に下調べをして、作りがシンプルでカスタムもしやすいと評判が良かった。
カスタムの色んな妄想をしながら、実際に購入した。
自宅の近くには自転車屋がなく、街の方まで買いに行った。
もちろん購入して乗って帰るのも楽しみだった。
僕の自宅から街までは10kmほどだが、街から自宅はほぼ登り坂だった。
『でも大丈夫』
『俺にはママチャリを超えたこいつがいる。』
そう信じて購入したチャリを乗って帰った。
乗って帰ってきた感想は
『ママチャリよりキツい。』
まずこのシングルスピードという形状はギアがないのでやたらと重い。
『失敗したかな〜』
と購入した初日に心のどこかでモヤモヤした気持ちになってしまった。
それから乗り続けたが、パンク、チェーンが外れるなど様々な問題が発生して結局乗らなくなった。
そして
ママチャリと寄りを戻した。
恋愛に例えるならば、地元で幼なじみの子が自分のことを好きと知りながらも、自分は別の人と付き合い、結局うまくいかず、ずっと支えてくれていた幼なじみと付き合う
みたいなトレンディドラマでありそうな心情だった。
わかりますか?
それからというものママチャリしか乗らず、休日はもっぱら車移動なので、自転車に求めることは乗りやすさ、メンテナンス不要ぐらいだった。
『通勤の20分弱ぐらい、ママチャリ乗ってても恥ずかしくねぇや』と思っていた。
職場の人に、駅まで自転車を乗っていると言うと。
『どこの自転車?』
『どこの自転車?ママチャリなんでどこのとか知らないです。』
『えー!?ママチャリ?』
みたいな下りは何回もしてきた。
そう
そこに高く求めることはなかったから。
しかし
このコロナの影響で普段手のつけないことに時間を費やせるようになり
ふと気付いた。
『俺のこのチャリは傘かけか?』
なんなら掃除当番の札までかかっている時があった。
『いっそのこと捨ててやろうか』
とも思ったが捨てることは出来なかった。
『よし、この機会に重い腰を上げて蘇らせるか!』
となり色々と調べました。
もちろん自転車の知識はほぼないです。
てかないです。
『自転車屋に持っていけばいいだろう』と思ったが、せっかく時間があるのだからできるところは自分でやろうとなった。
まずは全体を綺麗にしようと思った。
(ハンドルのグリップは捨てて、サドルは外した状態)
雨に晒されていたので錆が酷く、チェーンは使い物にならなさそうだった。
まずはネットで色々調べ上げて錆び取りと、車体を洗う洗剤を買った。
自転車用みたいなのは見当たらなかったので『車用でも大丈夫だろう』
と思いこちらを購入。
ほぼジャケ買い
このレトロなパッケージにやられました。
まずはタイヤなど外せるところは全て外した。
チェーンは外し方が分からなかったのでフィジカルで粉砕した。
そして捨てた。
チェーン以外も細かなネジや色んなところが錆びていた。
ごめんよ。チャリ。
ある程度パーツを外して洗浄した。
錆びには口コミが良かったこちらの錆び取りを使って同じ工程を5回ほど繰り返して、なんとか気にらない程度まで錆を落とした。
化学的に錆びを落とすようで、効果は抜群だったが付属のハケが小さすぎて少し使いにくかった。
(恐らくこんな大掛かりな錆び取りに使う用途ではない。自分が悪い。)
そして再度洗剤で洗い、錆止めをしてから注油をして完了。
錆を落としただけで見違えるほど蘇った。
足回りが特に綺麗になった。(ここを足回りと言うかも知らない。)
外したパーツを元通りに戻して
(写真では伝わりずらく、すみません。)
約4時間弱作業の作業が終了した。
腰と下半身がやけに疲れたが何故か清々しい気分だった。
そしてチャリへの愛着がまた芽生えた。
途中、家の前で作業をしていたので近所の方々に
『こんにちはー、すごいですねー!』と3回ぐらいは声をかけられた。
かなり分解していたので、『自転車に詳しい人』だと完全に思われているんだろうなと思い、軽い優越感に浸った。
小さい子供も、通る時にまるで『飛行機の整備士』を見ているかのような眼差しで僕のことを見ていた。
もう一度言うが、僕に自転車の知識は全くない。
明日はこの勢いのまま自転車屋に行き、更に仕上げます。
『もっと綺麗にしてやるからな!』
トレンディドラマならここで幼馴染(ママチャリ)と固く結ばれるのがオチだが、また元カノと復縁をすると言う新しい展開です。
余談ですが、錆び取りをしていた時に作業の勢いをかなり落としてくる奴がいた。
この部分のこの渦巻いてる奴だ。
何の役目?てか渦巻いてる必要ある?と問いただしてやりたかった。
(僕が無知なだけ。)
またこいつの変貌はこちらのブログで紹介します!
そんな今日の一曲はこちら。
Y - C&K
何故か定期的に聴いてしまう曲。
僕のチャリと重ね合わせて聴いてください。
⚠︎Twitterもやってますので、是非フォロー宜しくお願いいたします!
コメント、ブックマークもお気軽に宜しくお願いします!
こちらもクリックして頂けたら幸いです。