楽しむキーワード(完結篇)

 

皆さまこんばんは!

 

いつもコメント、星★本当にありがとうございます!

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それにしても暑くなってきましたね。

僕は夏があまり好きではないので、夏が近くに来ている感じがして逃げたくなります。

(京都の夏が嫌いなだけ)

 


『キャンプに行きたい。』

けど、こんな暑さではビール何本必要なのか予想がつかないので秋口まで今のところ我慢の予定です。

 


では、本題です。

 


先日の続きです!

 

勿体ぶってしまいすみません!

まだお読みでない方はこちらからどうぞ!

 

www.nukabukuro.jp

 

 

 

 
スーパーに昼食のアヒージョと夕食の具材が入った買い物カゴ忘れていることに気付いたが、我々は笑い飛ばした。

 


念のため、スーパーに電話をして食材の安否を確認したが、『安全』だと言うことを確認した。

 


とりあえず、お腹が減っていたので昼食のペペロンチーノの調理に取りかかった。

 


ここまで来るとパスタ、オリーブオイルとニンニクが揃って持って帰ってきた方のカゴに入っている事が奇跡に思える。

 


そんな奇跡のペペロンチーノは何度もYouTubeで一流シェフの作り方を見ながら頭でイメトレを繰り返した。

 
一度練習した時は、笑えないほどの火柱が立って身の危険を感じたこともあったが、すべてはここで振る舞うためにあった。

 


作る前にも頭の中でそのYouTubeの動画を予習した。

 

頭の中で。

 


俺にはIGTテーブルもある。

スキレットも育ててきた相棒なので、『行ける!』と確信した。

 


そう僕には失敗要素は一つもない。

 


まずはスキレットを温めずにオイルを入れ、ニンニクは丸ごと二つ分入れる。

 


少しずつオイルが沸沸と温め出し、ニンニクの表面がじわじわと温まる。

 


表面がカラッとする直前ぐらいにフォークでニンニクを潰すと、まるで爆弾のようにニンニクの旨味がオイルに充満する。

 


ここまでは完璧だ。

 


だが、ここで火を弱火にするタイミングをミスり、スキレット特有の熱伝導の良さで今更火を弱めたところで意味はなく、ニンニクが焦げ出した。

 


しまった!!

 


ペペロンチーノで大事なのはとにかく『オイルにニンニクの香りつけをすること』

だと、面識のない恩師が言っていたのに、焦がしてしまった。

 


だが、ニンニク爆弾の威力で十分香りつけはできたと思うので焦げたニンニクを取り除き、火を弱める。

 


パスタを表記されている時間より1分早く引き上げて、ニンニクオイルの中で乳化させる。

 


この時点で気づいた。

 


オイルの量とパスタが合っていない。

 

オイルが少なすぎる!!

 
少しオイルを足したが、仕上がってみるとパスタに水分がなく、

パスタの顔した塩焼きそばになってしまった。

 


友人たちからは『不味くないけど、パスタではない!』とオブラートに包んだ批判をいただいた。

 


スキレットの火加減の難しさを改めて感じた。

だが、ここで諦めるようなタマではない。

次の機会には唸らされるよう練習を重ねる所在だ。

 


塩焼きそば風パスタを食べ終わり、食材をとりに行かなければいけなかったが、

ここでアメフトを始めた。

 


三角形になり、パスを回す。

少しずつ距離を離して、遠投を織り交ぜる。

周りには背の高い木があったので、まるで立ちはばかる2m越えの外人選手を掻い潜ってパスをするかのようだった。

 


1人を省き、結構酔いが回っていたのでパスが逸れる。

 


一度友人のパスが逸れすぎて、川の方に転がっていき川にボールが入ってしまった。

 


僕はお構いなく膝から下を犠牲にしてボールを救出した。

 


膝から下はずぶ濡れになった。

 


だが、これが試合だった場合と想定したとき。

パスが逸れた事よりもライン際(川の際)でボールを残せなかった僕に非があると思った。

 

なぜ膝から下が濡れてしまったのか?


『お前がボールを残せなかったから服が濡れたんだ』と自分に喝を入れた。

 
こんなことを言っているが、我々の中でアメフト経験者は誰もいない

 


誰っもいない!

(全員サッカー部出身)

 


そんなこんなでアメフトのお陰で(せいで)酔いも周り、僕はそのままコットにタッチダウンした。

 


暑い日だったが、目を閉じて落ち着くと風が気持ち良い。

 


この感じ洛陽湯の外気浴に似てるな。

1人の友人もかなり早いがテントに入った。

 


鳥の声だけが聞こえる。

少しずつ気が遠くなって、風と一体化した。

 


日が沈みだし、少しずつ風も冷たくなる時間帯。

 

  

『風邪引くで。』

 


友人が服をかけてくれた。

 


そこで目を覚ました。

 


2時間弱寝てしまっていた。

 


みんなが何するかなど全く気にせず寝てしまっていた。

 


『自由過ぎたな。』と反省しながら身体を起こす。

 


起こしてくれた友人が、『もう1人の友人は?』と僕に尋ねる。

 


『テントの中で寝てると思うで。』

 


『いや、テントの中にはおらんかってん。』

 


『トイレちゃう?』

 


少し待ったが帰ってこない。

 


酔っ払っていたからトイレで潰れてるとか?

 
確認しに行ったが、トイレには誰もいなかった。

 


え?

 
どこ行った?

 


周りには管理棟とトイレぐらいしかなく、温泉施設は歩くと少し距離がある。

 


しかも登り坂で、この暑さの中で歩いて行くなんて想像できなかった。

 


その友人は誰にでも話しかけれるタイプなので、もう一つの可能性が浮上した。

 


僕たち以外にもう一組キャンパーがいらっしゃった。

車で来られていたが、友人の失踪が確認された時その車がなかった。

 


友人のことなので、『車に乗せてもらって温泉まで行ったんじゃないか?』

という説が浮上した。

 


なんならその説が有力だと思った。

 


まぁ死んでるとかないと思っていたので、ひとまず推理は終了。

 


友人に『そろそろ食材を取りに行こうか。』と言った。

 


『もう取ってきたで。』とさらっと返された。

 

その友人はお酒を飲まないので、我々が寝ている間に車を飛ばして取ってきてくれていた。

その友人が噂の1人朝に早起きして洗い物を済ましてくれている奴だ。

 


ウエットティッシュを買い忘れていたので、それもついでに買いに行こうと話していたので『ウエットティッシュは?』と尋ねた。

 


『ごめん、忘れた。』

 


飲み物の追加を頼んでいないのに買ってきてくれていたが、肝心な必要なものを忘れる。

 


『おい!』と言いたくなるが取ってきていただいた身だ。

 

僕に何を言えることがあるのだろうか。

 


友人のおかげで夕食の心配もなくなり、もう1人の失踪した友人を探すついでにウエットティッシュがあるか、温泉のある施設に向かった。

 


売店ではウエットティッシュはなく、『仕方ないか。』と友人探しにシフトした。

この時に気がついた。

 

ウエットティッシュ>友人になっていることを。

 


売店にはおらず、温泉に向かう。

 


受付の方に『僕と同じぐらいの背丈の人、入って来なかったですか?』と聞いたが、

『おったかな〜?ずっとここにおるわけではないから分からへんわ〜』と言われた。

 

『中入って探しても良いよ』と許可をもらったので中に探しに行こうと、履き物をコインロッカーに入れようとした。

 


コインロッカーの小窓から見覚えのあるナイキのサンダルが見えた。

 

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こいつ風呂入っとるな。

 


怒りとかは1ミリもなく、爆笑してしまった。

 


いや、自由すぎるだろ。

 


全員が何するかも言わずに行動している。

 


食材をとりに行ってくれた友人を省き、僕と温泉に行った友人の行動は、相手が相手なら怒る人もおるだろうと思った。

 


だか、誰一人怒りの感情はなく、自由でいいじゃんと笑った。

 


温泉の受付の方に、『すみません。友人見つけました。サンダルで分かりました。』

と伝えて。

 


『俺らも入るか!』とそのまま温泉に入った。

ちょうど失踪した友人が脱衣所にいて、すでにキメおわっていた。

 


『お先!』

 

お先ちゃうねん!笑

 


『どうやって来たん!?』

 


『歩いて来た。』

 

そうだよな。
銭湯好きに距離なんて関係ないよな。

キメたいと思った時が吉日。

 


さすがだぜ。

銭湯ウォーリアーズ!

www.nukabukuro.jp

 


我々も温泉に入る。

 


コンパクトな作りではあったが、湯の温度も良く、露天風呂は視界が開けていて気持ちよかった。

 


サウナをキメて、外気浴。

 


夕日が沈み、夜が始まろうとしていた。

 


なんて贅沢なんだ。

 


キャンプに来て、サウナ×外気浴ができるなんて。

 


夜の部の準備があるので、サウナ2セットで我慢して上がる。

 


微量に残っていたアルコールも完全に抜けてリセットされた。

(注:アルコールを飲んだ状態での入浴は非常に危険です。)

 


近くのコンビニにウエットティッシュを買いに行き、夜の部をスタートした。

 


薪起こし班と夕食班に分かれて各々準備する。

 


昼食に食べる予定だったアヒージョを一品目にして、つまみながらビールをいただく。

 


寝て、風呂に行きリセットされたので一口目の美味さが元に戻っていた。

 


飲みながらまるで女性芸能人がキッチンで飲みながら料理するかのように、暑苦しい野郎どもが炊事場でしゃぶしゃぶの食材の下準備をした。

 


キャンプでしゃぶしゃぶとはまた贅沢だ。

 


シンプルに昆布出汁に野菜と豚肉をくぐらし、ポン酢でいただく。

 


焚き火も安定し、炎を見ながら野外でしゃぶしゃぶを食べる。

 


この非日常感がたまらない。

 


夕食のお供は餞別でいただいたPatagoniaのクラフトビール。

 

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以前、発売された当初に飲んだことがあったが、その時は正直美味しいとは思わなかった。

 


むしろ苦手だった。

 


しかし、あれから嗜好は変わりIPAなどを好んで飲むようになったので堪らなく美味しかった。

 


野外×焚き火で更に美味しく感じていたのだとも思うが、こんな特別な夜にはもってこいのビールだと思った。

 


そうこうしている間に仕事終わり参加の友人が到着した。

 


到着前にお使いをお願いしたが、ことごとく指定した銘柄を外してきた。

 


うん。

 


そうなるよな。

気持ちが先走ってしまって、注意力が散漫していたんだろうな。

 


そんなこんなで、夜中まで焚き火よりも少し熱い、いや、数倍熱いぐらいの話をしながら酒を飲み夜を楽しんだ。

 


この瞬間が終わって欲しくないと願いながら。

 

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翌朝。

 


案の定、起きた時にはある程度片付いていた。

 


片付けてくれた友人は仕事だったので先に帰っていった。

 


残りのメンバーで撤収をして、帰路についた。

 


とにかくハプニング続きではあったが、旅の醍醐味はハプニングと言うように、キャンプでもそれは同じだと思う。

 


楽しむキーワードは.....

 

『ハプニングに直面した時の柔軟性』

それに尽きるなと感じました。

 

 


あ、そうそう

もう一つハプニングが。

 


その時のキャンプで育ててきたスキレット無くしましたとさ。

 


そんな今日の一曲はこちら。

youtu.be

 


我々Millandscapeの主題歌と言っても過言ではないぐらい好きな曲です。

 


元々知ったのはNetflix『ラスト・チャンス』というドキュメンタリーでかかっていたのがきっかけです。

 


確かそのシーンも庭でBBQみたいなのをしている時だったと。

 


ちなみになんのドキュメンタリーかと言いますと.....

 

アメフトです!!

 


長々とお付き合いありがとうございました!

 

 


 

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