皆さまこんばんは!
4連休も後半戦に突入して早くも連休明けのことが頭の片隅から広がりつつあるのではないでしょうか?
そんな時は風呂に入って、ビールでも飲みながら好きなことを好きなようにして、少しずつ連休明けの活力を養っていきましょう!
そんなお休み前にお読みいただけたら幸いです。
さて、本日は以前の記事の続編です。
前回の記事はこちら。
僕は留学の帰国日から逆算して1週間フリーの日を設けて、NY旅行に行った。
もちろん前もって航空券とホテルの予約は済ませていた。
僕は留学に行く前に”彼”に何気なく、『アメリカで待ってるから。』と伝えた
”彼”とはこちらで紹介しています。
(彼氏ではないので誤解しないようにお願いします。)
正確にはもう1人にも伝えたが、本気で来るとは2mぐらいしか思っていなかった。
ただ、2人が来なくても僕は行くと決めていたのでそこまで気にしていなかったが、候補生だった彼に関しては『本気で行く』と言ってくれた。
彼曰く、お金もギリギリで、『とりあえずは行ければ良い』という考えだったらしく、行き帰りの飛行機とホテル代だけやっとの思いで捻出したらしい。
が
彼は英語に疎くとんでもないミスを犯した。
航空券の予約の名前を間違ってしまいパスポートと表記が違う事態になった。
もちろんその当時20代そこらだったので、『名前変更したらいいだけやろ?』と思っていたが、航空会社はそんなに甘くなかった。
『飛行機に乗れません。』
『キャンセルして新たに取り直すしか方法はないです。』
と情けもなく現実を突きつけられた。
しかし、彼は僕との約束をこんなことで破るのは絶対にしたくないと思い、当時頼める人を探して頭を下げて何とか10万円を借りて航空券を取り直した。
いや、熱すぎる。
僕はミスったことを聞かされた時点で、当初の旅費を作るだけでも精一杯だったので、『もう諦めるやろうな』と思っていた。
僕はただの旅行と考えていたが、彼は僕との約束とアメリカに行けば何か自分の中で変わるだろうという想いに賭けた。
ただ
ここで考えて欲しいのが、『そこまで行きたいならミスする!?』という点だ。
この手の話はよく聞くが、旧姓のパスポートなのに新生で航空券を取ってしまったなどが多い気がする。
その彼のミスは
名前の中にある『し』のアルファベットを『SI』にしてしまった。
正確には『SHI』
Hが抜けたのではなく、Hが必要だと知らなかったのだ。
初歩の初歩のミスだ。
もちろん僕たちが出会ったのは底辺中の高校だったので仕方ない。
皆様も航空券を予約する際は必ず片手にパスポートを持ちながら行いましょう。
僕はこの事件から念押しして予約するようにしてます。
そんなことはさておき、実際に来ることが決まった。
合流の当日、僕が先にNYに着いた。
午前中に到着して、久しぶりに友達に会える気持ちを抑えながらホテルのチェックインまで空港で時間潰しをした。
ホテルにチェックインして、遠足前みたいなソワソワする気持ちを抑えて仮眠して時間になったので空港に迎えに行った。
到着の出口がどこかは分からなかったので、とりあえず見通しの良いところから出て来るのを待った。
人混みが2.3回に分かれて出て来る。
必死に探したが彼は見当たらない。
そこから少しずつ出口から出て来る人数が減る。
いない!
まさか、飛行機の乗り換えミス?
税関で足止め?
英語はもちろん話せないので、何か変なことを言ってややこしいことになってるのか?
時間が経つにつれて勘ぐりが増す。
『出口が間違っていただけなのか?』と思い移動しても見当たらない。
夜の便だったので少しずつ空港からも人がいなくなる。
とにかく信じて先ほどの出口に戻った。
明らかに様子がおかしい日本男児が1人かなり遅れて出口から出てきた。
ほぼその便の最後の1人と言っても過言ではなかったと思う。
来た!!
すぐさま名前を呼び、いろんな感情が重なり強めのハグをした。
『よく来たな!!』
感動しながら日本を出る前にお願いしていた煙草を受け取り、一先ず2人で一服した。
『何が原因でこんなに時間がかかったのか?』と尋ねると、予想通り税関でいろいろ聞かれて『Yes,Yes』と適当に答えていたら相手が意地悪な奴でややこしくなり、幸い日本語が分かる人に助けてもらってなんとか出れたそうだった。
しかも飛行機の乗り換えを把握していなく、乗り換えで違うゲートに行かないといけないのにそれも分かっていなかったので、アナウンスで名前を呼ばれていたが、それさえも気がつがず、ウロウロしていたら従業員がたまたま見つけてくれてダッシュしてなんとか間に合ったそうだ。
憧れのNYに着くまでに色々ありすぎてアホとかそう言うのを通り越して、
『持ってるな!』それしか言えなかった。
持ってるとしか言いようがない。
そんな事を話しながら一服していたら、彼が『ライター貸してくれ』とアメリカ人に言われていた。
もちろん何を言っているか分かっていなかったので僕が教えたが、2択で英語が話せない、しかも初歩的なスペルミスを犯した彼が狙われたのが
これまた『持ってるな。』と思わせられた。
初日は募る話を語り合い眠りについた。
翌日からはNYを観光して、存分に楽しんだ。
SohoはもちろんManhattan,Queens,Brooklyn,Harlemなど時間が許す限り回った。
ベタにTimes Squareの景色には感動した。
そのうちの1日で僕が全く英語を話さない日を作って、全て彼にメニューの注文から何から会話を任せた。
向こうの店員が日常的に言う
『how's going?』
にいちいち何か重要なことを聞かれてると思い、反応していたのが笑えた。
リトルイタリーでご飯を食べた時に
コロナビールを頼んだのにコーラが出てくる
ということもあった。
そんなこともあったが、無事彼は日本に帰り、僕は一度サンディエゴに戻ってから日本に帰国した。
それからも彼とは今でも仲が良く、今ではビジネスパートナーとして一緒に働いている。
そんな僕らの出会いは高校の時で、同じサッカー部ではあったが学校以外で遊ぶことはなく、何かのきっかけで仲良くなり一度僕の一方的な感情で怒り、掴み合いの喧嘩をした事もあったがそんな僕に今でもついてきてくれるのはNYのあの日があったからだと思っている。
感謝ですな。
皆さんも今も仲が良い昔からの友人を大切にしましょう!
そんな今日の一曲はこちら。
Jay-Z feat. Alicia Keys-Empire State of Mind-
"The city never sleeps better slip you a Ambien"
(この街は眠らない、だから睡眠薬でも飲んで君が眠るべきだ)
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