皆さまこんばんは。
ぬか袋のお時間です!
先日のブログで検証した『【市販の角ハイ缶】と【自宅で作る角ハイ】どちらが美味しいか?』を書くにあたって角瓶について調べて、角瓶の他のラインナップも飲みたくなりました。
現在、販売している角瓶のラインナップは一種類のみです。
どこでも見かける黄色の角瓶です。
実は現在休売・終売中ですが、角瓶には他にもラインナップがあったことをご存知ですか?
- 白角
- 味わい角瓶
- 角瓶〈黒43°〉
- ザ・プレミアム角瓶
実は5種類のラインナップが存在しておりました。
僕は恥ずかしながら、ここ数年でウイスキーの沼にはまったので、もちろん黄色の角瓶以外は見たこともありません。
ただ、現在缶のみで販売されている銘柄もございます。
それが『白角水割り』です。
確かにコンビニなどで見かけたことはありましたが、これが『角瓶白の水割り』だとは思っておらずスルーしておりました。
水割上手見事腕前
淡麗辛口名水仕立
この渋い見た目は『焼酎』かと勘違いしてしまいそうですね。
そこで本日は『実際に白角水割りを飲んでみよう!』ということなんですが、せっかくなら比べてみたくなりますよね。
これは実験です。
白角水割りって美味しいの?
そもそも水割りってどうなの?
ハイボールが美味しいのは分かるけど。
水割りにすることでアルコール度数が下がり、口当たりも軽くなって飲みやすくなります!
ウイスキー特有のクセも弱くなり、ウイスキーを飲みなれていない方でもウイスキー本来の香りや風味を楽しみながら飲むことができます。
ちなみに『焼酎の水割り』がメジャーですが、この『水割り』という飲み方は日本で広まった飲み方と言われています。
海外の方がコーラやソーダで割るのに対して、日本は日本食に合うように水で割ることが企業の戦略として普及していったなど諸説あるようです。
今でこそハイボールや酎ハイが食中酒として普及していますが、日本食にコーラやソーダは普通合いませんよね。
僕の初めて飲んだウイスキーの水割りは『シーバスリーガル ミズナラ』の水割りです。
水割りでおすすめの銘柄ということで実際に飲みましたが、確かにウイスキー本来の香りや風味は崩れず、甘さの余韻が印象的でした。
白角
上記で述べたように、現在『白角』は休売しております。
角瓶に白色があったなんて。
サクッと『白角』の歴史について。
1992年サントリーから角瓶(黄色)の姉妹品として販売を開始して、2019年3月をもって休売に。
『角瓶(黄色)』の角ハイボールとは違い、『白角』は『和食と合う、淡麗辛口』をキャッチフレーズに、キーモルトを『白州』のホッグスヘッド樽にして爽やかかつ、ドライなブレンドに仕上げられている。
ホッグスヘッド樽ってなんだ?
ウイスキーを熟成する樽には大きさがあります。
その大きさによって原酒と樽材との接触面積が変わり、熟成にも影響します。
一般的には樽が小さいほど原酒と樽の接触面積が大きくなるので、熟成は早く進みます。
【バレル】
容量180〜200リットル。
主にバーボンウイスキーの熟成に用いられる。
【ホッグスヘッド】
容量約220〜250リットル。
バーボンバレルを解体し、樽材を追加して組み直して作られる樽。
ホッグスヘッドを訳すと『豚の頭』というように、この樽にウイスキーを詰めた重さが概ね豚一頭分になることが由来。
【バット】
容量約500リットル。
主にシェリーの熟成樽として用いられ、その後ウイスキーメーカーの手に渡る。
【パンチョン】
容量約500リットル。
バットと同じ容量ではあるが、バットよりも丈が短く、横幅が広いのでずんぐりとしている形が特徴。
以上が一般的によく知られている樽の種類です。
少し話が脱線しましたが、『白角』の歴史に戻ります。
2016年にはリニューアルされて、単体でも飲めるようなブレンドにシフト。
しかしその後、観光客を中心にジャパニーズウイスキーの人気が高まり、シングルモルト『白州』が年数表記なしのノンエイジ品でも売れ、原酒不足を回避する目的で白角の休売が決定した。
白州だけではなくて山崎、響の人気は凄いですよね。。
ちなみに、現在どこでも買うことができる『角瓶(黄色)』のキーモルトは山崎、白州のバーボン樽です。
休売中の『白角』は白州のホッグスヘッド樽のみがキーモルトとして使用されています。
僕はジャパニーズウイスキーなら白州が好きです!
そんな好きな白州がキーモルトの『白角』を実際に缶と比べてみたくて、水割り以外でも飲んでみたくて。。
ただ、現在は休売しているので
届きました☺️
— ぬか袋 (@niftynerd075) 2021年4月25日
こちらの詳細はブログで!#ウイスキー #ブログ pic.twitter.com/jQhrALyg0C
オークションで入手しました!!
販売当時の値段が700mlで1590円(+税)
僕が購入したのは1500円(+税)ということで多少の送料はプラスでかかったものの許容範囲です!
ではここから実際に飲み比べていきましょう!
白角水割り
今回もなるべく両者の条件を揃えるためにグラスを用意しました。
ここで念の為、原材料の確認を。
《度数》40%
《原材料》モルト・グレーン
そらそうだろ!!
続いて、白角水割り缶
《度数》9%
《原材料》モルト・グレーン
素晴らしい!
角ハイ缶のように無駄な混ぜ物は一切なし!!
両者グラスをしっかりとステアして冷やし、まずは白角水割り缶から注ぎ、ここでもしっかりとステアして冷やします。
今回は缶タイプが度数9°なので、なるべく同じにするために計算して白角瓶は約23cc注ぎ、水で割ります。
これで度数は8.93°
(多少の誤差はご了承くださいませ。。)
テイスティング
色味は缶タイプの方が濃い!
しっかりとウイスキーの綺麗な琥珀色です。
では、まず香りから。
- 『白角水割り缶』
白州由来のすっきりした香りの中にわずかな樽香。
カラメルのような甘さも感じますが、全体的に香りは弱い印象です。
- 『白角瓶水割り』
缶タイプに比べて香りは強く感じました。
樽香、カラメルの香りは同じく感じ、少しバニラのような甘い香りも感じられました。
お次は味わいです。
- 『白角水割り缶』
アルコールの辛みも少なく、スッキリしていて飲みやすい!
ほんのり甘みも感じますが、余韻はそれほど長くなく全体的にさっぱり、スッキリしていました。
- 『白角瓶水割り』
缶に比べてカラメルのような甘みが強く、しっかりと余韻もありました。
白州由来のミントのような爽快感はより強く感じられて、癖はなくまさに淡麗!
感想
缶タイプも今回初めて飲みましたが、少しウイスキーの要素は薄く感じました。
でも飲みやすくてスッと入ってくるので美味しかったです!
勝敗をつけるなら。。。
僅差で白角瓶の水割り!
ただこれは分量の問題もありますし、缶タイプはウイスキーと水が混ざった状態なので評価するのは難しいです。
しっかりウイスキー本来の味わいや、香りをより感じられるのはやはり自分で作る方です!
ただ、水割りを飲みなれていない方でも缶タイプはスッキリしていて飲みやすいと思います!
まさに淡麗辛口で食中酒にバッチリです!!
というか、白角美味しいです!!
『白州』は近頃、原酒の確保ができたので『白州12年』を再販して、今後も継続的に供給していくとオフィシャルアナウンスがありました。
僕も年末商戦で白州12年を定価でゲットすることができました!
この流れからすると『白角』も近いうちにもしかすると再販するかもしれませんね!
それまでは今回買った一本を大切に飲みながら、早く再販されることを願います。
皆さんもご興味あれば是非!
では。
Wake Up to Me-THE FIRST CHOICE
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