皆さまこんばんは。
ぬか袋のお時間です!
気温が下がっておりますが体調崩されていませんか?
今年は秋がなくてもう冬に入ったかのような気温ですね。
季節のグラデーションがなさすぎる!!
寒くなるとビールを飲むことが減るのですが、本日はあのコーナーです!!
今回で3回目の本日は『ビールの造り方』です!
お酒片手に何気なく読んでもらえたら幸いです!
ビールの造り方
まずはビールが出来上がるまでの簡単な工程です。
- 製麦
- 仕込み
- 発酵
- 貯酒
- 容器詰め
この5つの工程を経て皆様のもとへとビールが来ます。
ではこの5つの工程を1つずつみていきましょう!
製麦(せいばく)
この工程では、ビールに使う大麦を溶けやすく分解されやすい状態にするのが目的です。
料理でいうところの食材を洗ったり、切ったりする『下ごしらえ』のイメージです!
まずは収穫した大麦を水に浸す(浸麦)を行い、大麦を発芽させます。
ちなみに麦芽とは大麦の種子を発芽させたもののことを言います!
発芽させることによって、酵母のエサになる『糖』が生まれます。
酵母のエサがなければビールの『アルコール』も『炭酸』も生まれませんので非常に重要です。
発芽がほどよく進行したところで止めるために、熱風を当てて乾燥させる工程を『焙燥(ばいそう)』といい、この工程で麦芽がビールに必要な成分と香り、味を持ちます。
焙燥は前回もでできてましたね!
1回目でも軽く説明しております!
仕込み
この工程で麦芽はビールのもとになる麦汁(ばくじゅう)になります。
まずは麦芽から『でんぷん』を抽出しやすくするために『ミリング』という麦芽を細かく粉砕する作業に入ります。
細かく砕かれた麦芽と温水を混ぜて温度を上げていきます。
そうすることで麦芽の酵素が働き、麦芽中の『でんぷん』が『糖』へと変わります。
『でんぷん』が酵母のエサの『糖』になるんですね!
そういうことです!
その液をろ過してホップを加えて煮沸すると、ビールのもととなる『麦汁』が出来上がります。
ホップが入っているので香りや苦味はありますが、この段階ではまだアルコールはありません。
発酵
この工程で『麦汁』から『ビール』へと進化します。
麦汁に『酵母』と呼ばれる微生物を加えることで、麦汁の『糖』を取り込み『アルコール』と『炭酸ガス』を作り出してくれます。
ここで一気に、皆さまがいつも飲んでいるビールへと進化します!
発酵期間は『エール酵母』や『ラガー酵母』などの種類によって変わりますが、約3日〜10日ほどです。
貯酒
発酵を終えたばかりのビールの味は荒々しいので、0℃に温度調整された部屋で酵母の働きを止めて、2週間ほど熟成させます。
この時に炭酸ガスがしっかりと溶け込み、味わいもまろやかになっていきます。
容器詰め
熟成が終わったビールを容器詰めする前に、ろ過して『酵母』や『不要な成分』などを取り除きます。
ほとんどのビールはろ過されていますが、無ろ過で容器詰めするものもあります。
ウイスキーでいう、ノンチルフィルタード(冷却濾過をしていない)みたいな感じですね!
ろ過しないからこそ、熟成で育まれた味わいや香りを最大限に感じることができます。
じゃあ、全部ろ過しないほうが良くない?
ろ過をしないと濁りや澱(おり)がでてしまいますので、一概に無ろ過ビールが良いとは言えません。
澱(おり)とは活動を終えた酵母のことで、栄養素を蓄えたまま瓶底に沈殿します。
こうした工程を経て、缶や瓶、樽に詰められて私たちのもとへと届けられます。
簡単に説明したので『家でも造れるんじゃね?』と思わなかったですか?
思った!!
日本では酒税法によって、製造免許を持たない者がお酒を造ることは禁止されています!!
アルコール度数が1%でもあればお酒となりますので、製造免許なしにビールを造ると10年以下の懲役、又は100万円以下の罰金に課せられます。
ただアルコールが1%未満であれば造れるということですので、もし興味を持って造られる場合はアルコール度数に十分注意してください!
ちなみにアメリカでは自家醸造が認められており、多くの州で年間で約378リットルの上限を超えなければ、個人でビールを造ることができます!
羨ましい!!
アメリカでは市販のキットも販売されているようですので、手軽に自家醸造ができるみたいです!
日本でも造れる日が来ると良いですね〜
では本日はこの辺で。
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— Nifty Nerd (@niftynerd075) 2021年2月6日
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