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皆さまこんばんは。
ぬか袋のお時間です。
一気に気温が上がって日中は非常に暖かい日が続いていますね。
この感じだと春も短いのかなと思いますね。
寒い冬が終わって暖かくなるのは嬉しいですが、夏はもう少し待ってほしいところです。
それはそうと、暖かくなるとビールやハイボールが美味しくなりますよね!
濃厚なウイスキーも美味しいですが、夏はやっぱりスッキリしたウイスキーをハイボールで飲みたくなります。
そんな本日は巷で話題の『アイリッシュウイスキー』のこちらをご紹介します!
『THE BUSKER IRISH WHISKEY』
最近シングルモルトもリリースされた注目の銘柄です!
アイリッシュウイスキー
BUSKERを飲む前に、まずは『アイリッシュウイスキー』について簡単に説明します。
アイリッシュウイスキーとはアイルランド共和国と北アイルランドの双方で製造された穀物が原料のウイスキーです。
スコッチやバーボンのようにアイリッシュウイスキーにも法定義があります。
- 麦芽に含まれる酸素により糖化、酵母の働きにより発酵していること。
- 蒸留液から香りと味を引き出せるよう、アルコール度数94.8%以下で蒸留。
- 木樽で3年以上アイルランド共和国、または北アイルランドの倉庫で熟成させていること。
これらの条件を満たしたウイスキーがアイリッシュウイスキーと呼ばれます!
上記に加えて伝統的なアイリッシュウイスキーはモルトと未発芽大麦、その他の穀物を原料に単式蒸留器で3回蒸留したポットスチルウイスキーが使用されています。
スコットランドやアメリカなど、アイルランド以外でも3回蒸留によるウイスキーづくりはおこなわれてきました。
ただ、3回蒸溜の本場といえばアイルランドと言われており、3回蒸留を採用している蒸留所がアイルランドほど密集している地域は他にありません。
何のために3回蒸留するの?
3回目の蒸留の主な目的は、スピリッツを磨くことです!
2回蒸溜してもまだ残っている不純物を取り除き、より洗練されたスピリッツにするためです。
そうすることでアイリッシュウイスキー特有のなめらかで、穏やかな味わいになります。
ロイヤルオーク蒸留所
BUSKERはロイヤルオーク蒸留所で造られています。
ロイヤルオーク蒸留所は2016年にアイルランド南東部、カーロウ州で創業されました。
当初は創業者のバーナード・ウォルシュの名前からウォルシュ蒸留所という名前でしたが、2019年にイタリアの酒類メーカーが買収し、ロイヤルオーク蒸留所という名前になりました。
ロイヤルオーク蒸留所は2回蒸留のモルトウイスキーと3回蒸留のポットスチルウイスキー、グレーンウイスキーの3種類を造ることができます。
この3つを1つの蒸留所で造ることができるのは世界でも珍しいです!
ちなみにBUSKERとは『大道芸人』という意味ですが、アイルランドではストリートミュージシャンのことを言うそうです。
説明はこの辺で、実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回飲むBUSKERはボトルにも書かれているように3つの樽が使われています。
使われている樽は『バーボン樽』『シェリー樽』『マルサラワイン樽』
マルサラワイン樽?
マルサラワインはイタリアのシチリア島で造られる酒精強化ワインのことです!
使われているマルサラワイン樽もイタリアの老舗ブランドのFLORIOの樽のみを使用しているようです。
では、まずはストレートから。
《度数》40%
《原材料》モルト,グレーン
色味はほんのり赤みがかった綺麗なゴールドです。
香り
バニラの様な甘い香り、マンゴーなどトロピカルなフルーツ感もありました。
しっかり穀物感も感じました。
味わい
非常にスムースですっきりしたバニラの甘さ、りんご、モルトの穀物感が印象的でした。
余韻はそれほど長くなく、少しアルコールのスパイシーさもありました。
非常に飲みやすく、香りもしっかりしていて美味しい!
お次はハイボール。
ハイボールにするとトロピカル感が増し、甘さは抑えられたので非常に飲みやすく、食中酒でもいけそうでした。
非常にコスパも良いので、かなりおすすめです!
アルコール度数も40%と低めなので普段ウイスキーを飲み慣れていない方でも飲みやすい銘柄だと思います。
日本ではブレンデッドと、先日リリースされたシングルモルトの2種類発売されていますが、海外ではシングルグレーン、シングルポットスチルも存在するようです。
また手に入ればご紹介いたします!
皆さまも宅飲み用として試してみてはいかがでしょうか?
では。
Super Stupid-Funkadelic
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