皆さまこんばんは。
ぬか袋のお時間です!
GWに入ろうとしているのに、最近は雨が多いですねー
まぁ僕は仕事なのでGWは無縁ですが。。
そもそも人混みが苦手なので、GW終わりの人の少ない時期にキャンプでも行けたらいいなと思っております。
そんな本日は、少し珍しいウイスキーをBARで飲んだのでそちらをご紹介します。
『THE ESSENSE of SUNTORY WHISKY 2020』
毎年サントリーから限定品としてリリースされるシリーズの第4弾です!
知多蒸溜所
テイスティングする前にまずは『知多蒸溜所』について簡単に。
意外にもサントリーの山崎と白州はこのブログでも取り上げたのですが、知多だけはまだでした!
知多蒸溜所は1972年に愛知県知多半島でグレーンウイスキーの製造を開始しました。
知多蒸溜所はサントリーが国内に所有する3つの蒸溜所の内のひとつで、主にグレーンウイスキーを製造する蒸溜所です。
【山崎蒸溜所 】1923年
【知多蒸溜所】 1972年
【白州蒸溜所】 1973年
知多蒸溜所が操業開始したのはサントリーの中でも意外と2番目に古いんです!
ここでつくられるグレーンウイスキーは、数々のサントリーのブレンデッドウイスキーを支えてきました。
グレーンウイスキーって?
大麦麦芽のみを原料とするモルトウイスキーとは違い、小麦やトウモロコシなどの穀物を主原料とし、モルトに比べて風味は軽やかなウイスキーです。
主にブレンデッドウイスキーに使用されています!
モルトウイスキーは濃厚で蒸溜所によって味わいが大きく異なるため、ラウドスピリッツと呼ばれます。
それに対して、風味が穏やかなグレーンウイスキーはサイレントスピリッツと呼ばれています。
知多蒸溜所では、連続式蒸溜器によって『クリーン』『ミディアム』『ヘビー』の3タイプの世界にも類をみないグレーン原酒のつくり分けを行っています。
連続式蒸溜器?
ウイスキー造りの工程で使用される蒸溜機は『単式蒸溜器』と『連続式蒸溜器』があります。
『単式蒸溜器』は時間と手間がかかるため、より原料の風味が残ります。
主にモルトウイスキーに使用されます!
『連続式蒸溜器』は原料の風味をあまり残さずに、効率的に高アルコール度数のお酒を作りたい時に用いられます。
効率的で時間と手間がかからないので、どちらかというと大量生産に向いています。
単式蒸溜器で造られたお酒と比べて、よりクリアな味になります。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーの違いは原料だけではなく造られる工程にも違いがあります!
知多ウイスキーは元々、2014年11月に愛知県内およびサントリーオンラインショップで『知多蒸溜所特製グレーン』として限定発売されましたが、好評につき2015年より全国で発売がスタートしました。
THE ESSENCE of SUNTORY WHISKY
お次にエッセンスオブサントリーについて。
THE ESSENCE of SUNTORY WHISKY は『本質《Essence》』を追求するサントリーのウイスキーづくりへの想いからつくり出されたシリーズです。
このシリーズは実験的なものが多くて面白いです!
THE ESSENCE of SUNTORY WHISKYシリーズは2018年から始まり、昨年に第5弾が発売されました。
- 第1弾『シングルモルト山崎(ピーテッド)』『シングルグレーン白州(ライタイプ)』
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第2弾『シングルモルト山崎(スパニッシュオーク)』『シングルモルト山崎(モンティージャワインカスク)』『シングルモルト山崎(リフィルシェリーカスク)』
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第3弾『ブレンデッドジャパニーズ(クリーンタイプ)』『ブレンデッドジャパニーズ(リッチタイプ)』
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第4弾『ライスウイスキー』『シングルグレーン知多(桜樽後熟ブレンド)』
- 第5弾『シングルモルト山崎(ゴールデンプロミス)』『シングルモルト山崎(アイラピーテッド)』
ちなみに今回ご紹介する第4弾は、桜樽後熟ということで2021,22年のリミテッドエディションとして発売される『響 BLOSSOM HARMONY』の元ネタではないのかなと思っております。
エッセンスオブサントリーシリーズで試したことを限定品などでリリースする流れがあるのかもしれませんね。
ラベルデザインは現代アート、デザインと幅広い分野で活躍し、サントリーウイスキー『響』や『知多』を手がけた書家の荻野丹雪氏。
今回ご紹介する第4弾のラベルには『新』の文字が書かれており、サントリーの新しい挑戦への強い意志が込められています。
では実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
どちらもストレートでいただきました。
まずは『ライスウイスキー』からいただきます。
《度数》56%
《原材料》ライス、モルト
サントリーグループで主に乙類焼酎を製造する『大隅酒造』で、米を主原料とし、麦芽で糖化し発酵させ、蒸溜したライスウイスキーです。
ホワイトオーク材の樽で3年以上熟成。
主原料が米なのは珍しいですね!
色味は薄く黄色味がかってはいますが透明に近い色味です。
香り
米が原料なので日本酒に近い香りと、ほのかに青リンゴのようなフルーツの香りも感じました。
香りだけではウイスキーとは思えない印象でした。
味わい
米の甘みと、ほのかにフルーティーさも感じましたが、余韻は少しスパイシーさを感じました。
かなり不思議で複雑な味わいでした。
お次は『シングルグレーン知多蒸溜所〈桜樽後熟ブレンド〉』です。
《度数》50%
《原材料》グレーン、モルト
2000年に蒸溜したクリーンタイプの知多グレーン原酒を、ホワイトオーク材の樽で15年以上熟成した後、桜樽で更に3年以上熟成。
12年や21年以上といった長期熟成の知多グレーン原酒をブレンドした、知多蒸溜所のシングルグレーンウイスキーです。
こちらはかなり長熟の知多です!
色味は黄色味がかった綺麗なゴールドです。
香り
ほのかに白ぶどう、桜樽由来の甘過ぎず、すっきりした桜餅の香りが印象的でした。
味わい
香り同様甘さは控えめで、桜餅のニュアンスと草っぽいグレーン特有の鼻から抜ける余韻を感じました。
以前飲んだAMAHAGANの桜樽とは違い、飲み口はすっきりしているけれど香りはより強く感じました。
どちらも非常に複雑な味わいで、感じ取れる要素は少なかったですが、面白いウイスキーでした!
皆さまも見つけた際は是非、試してみてはいかがでしょうか?
では。
Too Much-Drake
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