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皆さまこんばんは。
ぬか袋のお時間です!
まだまだ夏ですね〜。
暑くなる夏はやっぱりハイボールでしょう!
すっきり飲めるものをガブガブいくのも良いですが、たまにはどしっとしたハイボールはいかがでしょうか?
そんな本日ご紹介するのは
『ワイルドターキー 8年』
アルコール度数50.5%と高めなウイスキーですので、暑い夏にあえてどしっとしたハイボールもありかと思います!
ワイルドターキー蒸溜所
飲み進める前にまずは『ワイルドターキー蒸溜所』について簡単に。
ワイルドターキーが作られているのはアメリカ ケンタッキー州のローレンスバーグに建てられた『リピー蒸溜所』が起源です。
リピー蒸溜所は1869年にトーマス・リピーが創業した蒸溜所で、後の『ワイルドターキー蒸溜所』になります。
1893年にリピー蒸溜所で作られたバーボンウイスキーがシカゴで開かれたワールドフェアでケンタッキー州代表に選ばれました。
リピー蒸溜所は創業後、オーナーが入れ替わり、持ち主を転々としますが、1905年に創業者の息子であるリピー兄弟が再び蒸溜所を買収します。
息子熱いね!
1970年にワインや蒸溜酒の製造・販売を手がけていた『オースティン・ニコルズ社』がバーボンウイスキーの製造に本格的に乗り出し、ワイルドターキー蒸溜所を買収します。
また買収!
1980年にはフランスの『ペルノ・リカール社』が『オースティン・ニコルズ社』を買収します。
またまた買収!
更に2009年にはイタリアのメーカー『カンパリ・グループ』がワイルドターキーのブランド及び蒸溜所を買収し現在に至ります。
またまたまた買収!!
当時、ワイルドターキーは『バーボンといえばワイルドターキー』というほどの人気で、国内の約半分を占め、60以上の世界各地の市場でも販売されていました。
生産需要が高まり、これに対応するためカンパリ社はワイルドターキー蒸留所を1億ドル(約100億円以上)のアップグレードと施設拡張を行い、生産効率の向上を図りました。
名前の由来
親しみやすく、アメリカっぽい『ワイルドターキー』という名前にもしっかり由来があります。
1940年に当時の蒸溜所オーナー、トーマス・マッカーシーが趣味にしていた『七面鳥狩り』から現在のブランド名の由来になっています。
七面鳥狩りに出かける際、貯蔵庫から1本のバーボンウイスキーを持参し、狩り仲間に振る舞ったことで仲間の1人が七面鳥狩りにちなんで『ワイルドターキー』と呼び始めました。
それが現在の『ワイルドターキー』の商品名の由来になりました。
だからラベルにも七面鳥が描かれているんですね!
ちなみに七面鳥はニワトリ程度しか飛べないので、簡単に狩れるようです。
ワイルドターキーの特徴
ワイルドターキーといえば『バーボンウイスキー』です。
バーボンウイスキーってなに?
ではまずこちらからお読みになって戻ってきてください!
ワイルドターキーは歴代アメリカ大統領が愛したことでも有名です。
『アイゼンハワー』、『ルーズヴェルト』、『クーリッジ』、『JFK』が愛飲していたと言われています。
クーリッジ大統領は机にワイルドターキーを忍ばせていたという逸話もあるそうです!
ワイルドターキーは他のバーボンと何が違うの?
バーボンウイスキーは『蒸溜の際のアルコール度数を80度 %以下とする』と決められていますが、ワイルドターキーはこれを60~65%まで抑えます。
そして樽詰めする時の度数は62.5%以下となっていますが、ワイルドターキーの場合、54~55%まで抑えて熟成させます。
樽に入れる前のウイスキーの度数は高ければ熟成が遅く、低ければ早くなります。
また度数が2〜5%変わるだけで樽から得られるフレーバーに影響するとも言われています。
ワイルドターキーは徹底した品質検査をして厳選された素材の良さを最大限引き出す為に、なるべくアルコール度数を抑えた状態で熟成しているのが他のバーボンとは違った特徴です。
101プルーフ
ラベルに書かれてる101は何の数字?
アメリカやイギリスでは、蒸溜酒のアルコール度数を『プルーフ』で表す伝統があります。
アメリカンプルーフに0.5倍、ブリティッシュプル-フに0.571倍掛けるとアルコール度数となります。
つまりワイルドターキー8年は101プルーフですので
101×0.5=50.5
50.5%のアルコール度数になります。
説明はこれぐらいにして、実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回はストレートとハイボールでテイスティングしました。
《度数》50.5%
《原材料》モルト・グレーン
まずはストレートから。
色味は少し赤みかかった琥珀色で非常に綺麗です。
香り
濃いハチミツ、バニラ、バナナの様な甘い香りを強く感じました。
アルコール度数は高いですが、香りからはアルコール感はあまりなく、ドライレーズンのような熟れた果物感も感じられました。
味わい
やはりアルコール度数50%を越えるのでアルコールのアタックは強めですが、ハチミツの様な甘さと穀物感はしっかりしていました。
余韻は少し華やかさとナッツ感もありました。
お次はハイボールです。
香り
ストレートよりも甘さは抑えられ、ほのかにバニラ感はあるものの、ナッツ香ばしい香りが特徴的でした。
味わい
ソーダで割った分、アルコールのアタックは緩和されましたが、ビターチョコレートやナッツ、バニラ感はしっかりとありました
度数が高いのでソーダで割っても崩れることなく、どしっとしたハイボールという感じで飲みごたえがありました。
この季節なら断然ハイボールをおすすめしますが、冬なんかはロックでゆっくりと飲むのもいいかと思います。
僕が今回購入したのは200mlボトルですが、700mlと1Lもあります。
200mlは手ごろなお値段ですので、試すなら200mlからでもいいかもしれませんね!
皆様も是非試してみてはいかがでしょうか?
では。
Jockey Full of Bourbon-Tom Waits
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