こんばんは。ぬか袋です。
さっそくですが、本日の内容はタイトル通りです。
悲しいですが、お世話になった菊湯に感謝の気持ちを込めて書いてみました。
お別れを告げる間もなく
菊湯の廃業を知ったのは令和2年の11月。
「菊湯なくなったで」
みかんのおっさんの店で知った。
衝撃すぎてビールが不味くなった。
ウソやろ・・・。
週3定休日の16時30分から21時までしか営業していない菊湯はもはや僕の中では呉竹湯に次ぐ伝説の銭湯だ。夕方から時間を確保出来ないと行くことはできない。時間を確保出来たと思えば週3定休日のどこかにぶち当たる。だからこそ、菊湯に行くことができた日は幸福感に包まれ、いい日だと思えるのだ。
明るいうちに
どこの銭湯でも、明るいうちに入る風呂は格別。上がってもまだ夕暮れ時なんかは特に最高だ。営業時間が早いが故に、ゆっくり堪能したければ必然とオープン銭湯を目指す。菊湯のオープン銭湯は最高だ。
婆ちゃんの家
菊湯に関しては本当にタイムスリップしたかと思うくらい超がつくレトロ銭湯だ。何がそうさせるかというと、匂いだ。少し埃っぽく古びた内装。冬には昔の石油ストーブがおいてあり、これと似たようなストーブが僕の婆ちゃん家にも置いてあった。だからよりそう思わせるのかもしれない。店主もいい人だった。寡黙だけど喋りかけると気さくで、女将さんもいつもニコニコしていて可愛らしい人だった。居心地の良い場所だったな。
湯煙
タイムスリップしたかと思えば、浴場の扉を開けるとものすごい湯煙に包まれ桃源郷へと移動する。婆ちゃん家は、桃源郷に行く窓口だったのだ。菊湯以上の湯煙を未だ見たことがない。
薬湯が抜群
菊湯の薬湯が大好きだ。温度調節が人間の快楽とマッチしていて心から気持ちがいいと思わしてくれる。エメラルドグリーンに染まった湯はいかにも薬湯を演出している。冗談抜きで、何時間でも入ってられそうだった。薬湯目当てで来る銭湯は後にも先にも菊湯だけ。
風呂上がりには缶ビールを
缶ビールを置いてる銭湯は結構あるが、必ず選択するわけではない。だけど菊湯では必ず飲んだ。ここの常連は風呂上がりに缶ビールを飲む率が高くて、みんなうまそうに飲んでいる。あの気さくなおっさんが、夕日の差し込む光に照らされながら素っ裸で缶ビールをうまそうに一気飲みしているあの姿をサウナの小窓から見た光景は今でも忘れない。
餃子とかニラレバ
銭湯ウォーリアーズの仲間と初めて菊湯に行った時もオープン銭湯ぐらいの時間帯で、仲間もかなり喜んでいる様子だった。思う存分堪能し、風呂上がりに仲間と一杯キメた。外に出るとまだ明るくて、腹が減った仲間が餃子とかニラレバが食べたいと言い、神門というラッパーのパンチラインに盛り上がってそのまま王将でテイクアウト。たこ焼きも買った。
居心地の良い銭湯、夕暮れの空模様と青春をフラッシュバックさせる風と気温。餃子とかニラレバ。全てが菊湯と相性抜群で、幸福感に包まれ、気持ちが良くて、ちょっぴり切なくて、複雑な感情が僕の記憶に深く刻まれている。
お疲れ様でした
菊湯の廃業には本当に衝撃だった。廃業のカウントダウンが分かっていれば、、感謝の気持ちを言葉で伝えたかった。悔いが残るがこの場を借りて御礼申し上げます。本当にお疲れ様でした。菊湯に出会えたことに感謝します。敬礼!
菊湯と言えばやっぱり神門。
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