こんばんは！
さあ、お待ちかねの呉竹湯常連シリーズですよ！誰も待ってないって？
それでも、このブログを楽しみにしてくれている人が要ると信じて、今宵も記事を書いています。
連休も終了。明日からまた始まる仕事や学校への活力になれば嬉しいですね。
是非、おやすみ前に至福のひとときを。
石川五右衛門のおっさん
彼とは一悶着あったが今思い返せば笑える話だ。
何故石川五右衛門なのか？それは読んで字の如く、奴は呉竹湯の客を脅やかす平成時代の大盗賊の首長だからだ！
奴は金品は狙わない。平然を装って風呂に浸かっているが、その目の奥はいつもアイツを狙っている。
そう。入浴セットだ。
地域密着型の銭湯には常連が入浴セットを置いてたりする。契約したら鍵付きのロッカーを貸し出している銭湯もよく見かけますね。
呉竹湯はロッカーの上に置くか、専用の棚がある。それらを盗ろうと思ったら誰だってすぐにできるだろうが、暗黙の了解で保たれている。
五右衛門のおっさんはそんな簡単に盗れるモノは狙わない。入浴中の現場で盗ることが奴の美学だからだ。
被害に遭ったおっさんは多いはず。もちろん、僕もそのうちの一人だ。
僕は入浴セットに拘っている。
愛用しているのはjohn masters organics。ワンランク上の銭湯員は、オーガニックに目がない。
ちなみに、仲間はAesopのシャンプーをパクれれていました。笑
最初は全く分からなかった。誰に盗られたのかも。
だが、ついに五右衛門のおっさんが捕まる日が訪れる。
その日は銭湯ウォーリアーズと五右衛門のおっさんと紋紋の方しか浴場にはいなかった。
時刻は23時を回っていたので僕たち銭湯員は頭を洗っていた。その時。後ろで割とデカイ声が聞こえて来た。
「ん？」
振り返ると紋紋のおっさんが五右衛門のおっさんに怒鳴りつけていた、、！
「おいおっさん！なに人の石鹸ぱくっとんじゃこらっ！」
銭湯ウォーリアーズ
「…えっ！？...犯人はこのおっさんやったんか！」
予想外すぎて笑いがこみ上げてきた。笑
さあ、五右衛門のおっさん。この修羅場をどうくぐり抜ける？
五右衛門のおっさん
「僕じゃないですよぉ！」
紋紋のおっさん
「盗るとこ見とったぞ！お前そもそも手ぶらやろ！知ってんねんぞ！」
銭湯ウォーリアーズ
「あっちゃ〜。終わったな」
そう。五右衛門のおっさんはいつもバケツとデカいブラシしか持って来ていなかったのだ。
前から知っていたの気づかなかった。今冷静に考えたら怪しいが、当時は何も思わなかった。これがプロって奴か。
だがどうやら紋紋のおっさんの方が一枚上手だったようだ。プロ同士、ニオうものがあったのかな？まあ、話を聞いてる限り現行犯だが。
紋紋のおっさん
「ごめんな大きい声だして。気悪かったやろ」
紋紋のおっさんは僕たちに謝ったきた。カタギへの配慮もしっかりしている。
と、
その瞬間、五右衛門のおっさんが脱衣所へ走り出した。笑
紋紋のおっさん
「待てコラ！」
五右衛門のおっさん
「ほんとに僕じゃないんで勘弁して下さい」
信じられない早さで着替えを済まし呉竹湯を後にした。
笑いが止まらなかった。笑
紋紋のおっさんがボロカスに言ってくれていたし、もはや被害にあったことも許せた。
もう見かける事はないだろう。
ひとつだけ言ってやるとしたら、五右衛門風呂にされなくてよかったな！
皆さんも、盗難には十分注意して下さいね！
本日の一曲
Ambrosia - Drink Of Water (1975) [HQ Audio]
分かる人には分かるあの有名な日本語ラップの元ネタです。
気持ちい〜。
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