先日
時間を持て余した僕たちはある実験をしてみた。
実験というと大袈裟かもしれない。
けど
強いて言えば挑戦かもしれない。
鶏ガラから出汁をとってみるという挑戦をしてみた。
鶏ガラの粉末ではなく、本当の鶏ガラから出汁を取るという、あえて手間のかかる工程に魅力を感じ、持て余す時間を鶏ガラに投資してみた。
まずは一通り鶏ガラ出汁の取り方を調べ上げて買い出しに向かった。
近くにあった業務用スーパーで必要なものを購入した。
・冷凍鶏ガラ
・長ねぎ
・生姜。
完成した鶏ガラ出汁の使い道は贅沢に鍋をする予定だったので、鍋の具材も併せて購入。
帰宅し、再度作り方の復習を行った。
これでいける。
そう我々は信じた。
まずは冷凍鶏ガラを解凍し、汚れや血合いを取り除くなど下処理を十分に行った。
心の中で『ありがとう、ありがとう』と発しながら丁寧に下処理を行った。
ここ最近ビア缶チキンといい、チキンさんには大変お世話になっている。
ビア缶チキンを食したのはこちらの記事です。
鶏ガラの臭みを和らげる為に長ネギと生姜、そしてお酒を鍋に入れ、鶏ガラがかぶる程度の水を加えた。
そこからじっくりと煮込む。
丁寧にアク取りをし、我が子のように手塩にかけて鶏ガラを育てあげた。
少しづつその期待に応えるかのようにキッチンには鶏ガラスープの匂いが蔓延してきた。
我々はその匂いを嗅ぎながら
『鍋のシメは雑炊か?』
『ラーメンも良さそうだな。』
なんて妄想を膨らましていた。
少しづつ透明だった鍋の水が黄色く、いや黄金色に変化してきた。
煮込み続けて3時間が経過し、火を止める。
もはやこの煮込み続けた3時間は苦でもなく、我が子をあやしているようにリラックスした状態だった。
焦らずゆっくりと出汁を抽出し終え、ざるとキッチンペーパーで黄金のスープをこした。
それがこちらだ。
美しい
見た目からして美味しいに決まっている。
そう確信した。
少し塩で味を整え、スープの味見をする。
器から口に流れるまでに、まず芳醇な香りが鼻を抜けた。
そのまま口に流れ込み喉の奥へと流れ落ちていった。
なんの味の引っかかりもなく。
そんなはずは無いと、再度スープを味見する。
口につけた器を傾ける。
『あ〜来た来たこの嗅覚の神経を直接ど突いてくる芳醇な香り』
そこからさらに味覚へと侵入して
来ない!!
無味だ!
なんてこった!!
もはや匂いと飲んだ後の油が口にまとわり付く不快なスープだ!
作り方に大きな間違えは無かったはずだと思い、再度作り方を見直した。
いや、俺は間違っていない。
(自分に言い聞かせた)
となると食材か?何が原因だ?
こんなに手塩にかけて育てあげたのになぜだ?
そんなことを考えていても仕方がねぇ。
ポン酢は用意していたので、水炊きだと思って食べればいい。
気にするな見張り続けた3時間。
というわけで暇を持て余し、鶏ガラから出汁を取ると言う挑戦は失敗に終わりました。
恐らく原因はそもそもの鶏ガラの質と、下処理の段階で首などを折らなかったこと、湯引きをしなかったことが挙げられる。
『初めての鶏ガラは甘く無かったが、
この失敗はこの先、再挑戦した時の糧になると信じ、歯を食いしばり前を向いた。』
そんな今日の一曲はこちら。
聴いたらやる気が出る曲。
⚠︎Twitterもやってますので、是非フォロー宜しくお願いいたします!
コメント、ブックマークもお気軽に宜しくお願いします!
こちらもクリックして頂けたら幸いです。