強欲な天使の分け前【KAVALAN】

 

皆さまこんばんは。

 
ぬか袋のお時間です!

 


先日こちらのブログでご紹介したウイスキーの量り売り。

 

www.nukabukuro.jp

 


本日はその中の1本をテイスティングしましたので、ご紹介します!

 

 

超絶初心者のウイスキーレビューウイスキー超絶初心者の僕が、僕なりにウイスキーをレビューするというおこがましいコーナ。(暖かい目で見てやって下さい!)

 

 

KAVALAN(カバラン)

 

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ウイスキーといえばスコットランドアメリカ、はたまた日本など世界5大ウイスキーと言われているウイスキーが思い浮かぶと思います。

 
そんな中、本日ご紹介するKAVALAN台湾のウイスキーです。

 


元々は缶コーヒーやミネラルウォーターを販売している台湾の老舗飲料メーカーの金車(king car)グループが作ったウイスキー

 
1990年代から計画を練り、2002年から本格的にウイスキー作りに参入し、2005年に蒸留所が完成し、2008年に初出荷を果たしました。

 

比較的、最近にできた若い蒸留所です!

 
KAVALANのコンサルティングに携わったのは世界各地の蒸留所でコンサルタントを勤めてきたジム・スワン博士

 

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資金力があるKAVALANジム・スワン博士指導の元、スコッチウイスキーが何百年という時間をかけて構築したウイスキーづくりの正統を台湾に持ち込み、とにかく王道を貫きました。 


クラフトウイスキーと呼ばれている、新興の蒸留所は資金面の問題でスコットランドの設備を全て再現せずに、どこかを省いたり、節約することがよくありますが、KAVALANは資金を一切妥協せずに投資しました

 

圧倒的な資金力とジム・スワン博士のコンサルティング力によってKAVALANは作られたのですね。

 
現在はポッドスチルが20機とアジア最大です。

 

   

 こだわり

 

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(樽を縦置きにしている理由は地震が多い台湾で崩れにくくする為だそう。)

 


通常の蒸留所ではシングルモルトからブレンデッドウイスキーなど、幅広く作るために100種類以上のタイプの違う原酒を作ります。

 
しかしKAVALANは基本的には同じタイプの原酒しか作らずシングルモルトしか作らないというこだわりがあります。

 

つまり1種類の原酒のみで、その質を樽や熟成で高めていくという考えだそうです。



その分、樽には拘っており世界でも希少なシーズニングされていない本物のシェリー樽なども保有しています。

 

強欲な天使の分け前

 

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KAVALANの特徴はなんといっても熟成の速さです。

 
台湾北部の亜熱帯地域に位置するKAVALAN蒸留所はスコットランドの寒冷な気候とは違い、ウイスキーの熟成が早く進みます。

 
なんとそのスピードはスコットランドの3〜4倍言われています!

 
スコットランドでも希少で尚且つ結果が出るまでに20〜30年かかるとされている樽でもKAVALANは10年もかからずに結果を出せるようです。

 

 

精神と時の部屋みたいですね!!

 
なのでさまざまな樽での実験がしやすいそう。

 
しかし亜熱帯な気候はダイナミックな熟成を実現させますが、エンジェルズシェア(天使の分け前)と言われる熟成中の蒸発もスコットランドと比べてダイナミックです!

 
スコットランドが年間1〜3%蒸発して減っていくのに対して、

KAVALANは年間10%以上!

 
スコッチの長熟物で20年以上熟成している物がありますか、KAVALANでは20年以上熟成するとほぼ空っぽになるということです!笑

 

KAVALANにはすごい酒豪な天使がいるみたいですね!

 
またKAVALANの熟成庫内では電波が原酒に悪影響を及ぼすのを防ぐために一切の持ち込みを禁止しているようです。

 

ブラインドテイスティング

 


2010年にスコットランドで世界的なウイスキーブームに乗っ取り、ブラインドテイスティグイベントが開催されました。

 
ブラインドテイスティングとはその名の通り目を伏せた状態でテイスティングすることです。

 
元々はイングランド産とスコッチを比べるイベントでしたが、ゲスト的に参加していた台湾のKAVALANが他を圧勝しました。

 
これを機にKAVALANは一躍有名になり、今では世界的な品評会でも様々な賞を受賞しています。

 

 

ざっと説明はこれぐらいにして、実際に飲んでみましょう!

 

 

テイスティング

 

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今回数あるKAVALANの銘柄の中でもディスティラリーセレクトの100ml量り売りを購入しました。

 
高級路線のKAVALANの中でも比較的求めやすい値段のシリーズです。

 
最近ディスティラリーセレクトNo.2も発売されましたが、今回ティスティングしたのはNo.1です。

 

 

 

 
熟成はバーボン・シェリーなどリフィル樽のブレンド。

熟成期間は書いておりませんが、4年以上熟成されているようです。

 
度数は40度。

 
まずはストレートで。

 

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色味はしっかりとした深みのある琥珀色です。

 
香りはKAVALANでよく言われる『熟したトロピカルフルーツ感』を感じました。

アルコール感はほとんど感じられず、キャンディの様な甘い香りも感じました。

 

とにかくフルーティーで良い香り。



味わいは舌に当たる瞬間から熟したフルーツの様な甘さを感じましたが、甘すぎずさっぱりした印象。

 

伸びはそれほどありませんが、アルコールのパンチもなくストレートでもスイスイ飲めてしまうやつです。

 


お次はハイボールで。

 

 

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香りはやはり弱くなりましたが、ほんのりフルーティーな香りを感じました。

 
味わいは全体的に薄くなった印象が強く、熟したフルーツ感はなくなりましたが、

すっきり飲みやすいので食中酒でも良いと思いました。

 
写真はありませんが、ロックも試してみましたが、やはり冷やすと全体的に閉じてしまい、物足りなさを感じてしまいました。

 
加水なしのカスクストレングスもありますので、次はそちらも飲んでみたいと思います!

 

しかし、飲み疲れしないフルーティーなウイスキーで非常に美味しかったです!

 

それと、台湾では昨年にすでに発売されておりますが、KAVALANのハイボール缶が日本で6月に発売されるようです!

 

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これは非常に楽しみですね〜

 

同日にはジントニックも発売されるようです!

 

皆さまも是非、試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 
 

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