皆さまこんばんは。
ぬか袋のお時間です!
以前に尾西のドライカレーについて検証させていただきましたが、今回はまたまた尾西の商品についてです。
前回はお湯で調理をしての比較でしたが、今回は水で調理しても美味しいのかを検証したいと思います!
それではやっていきましょう!
尾西食品株式会社
まずは、尾西の歴史について探っていきたいと思います。
1932年に創業者の尾西敏保さんが日本人の主食の米を中心としたでん粉食の研究を行いでん粉の『アルファ化』加工技術を開発しその工業的手法を確立しました。
その後、1935年に尾西食品研究所が創立されました。
創業当時は軍糧食として、葛練りの素(くずねり)や火を使わず、水を注ぐだけでつきたてのお餅になる餅の素の製造を始めたようです。
この当時からそのような商品が製造されていたとは少し驚きですね。
ちなみに軍糧食ってなに?
簡単に言うと緊急時や戦闘時、災害発生時に食される保存食です!
当時まだ日本でも戦争が行われていたりと、その時の時代背景もあってか創業当時から保存食を作られており、かなり好評だったようです。
1941年には海軍の指定工場となります。
その後、海軍の養成に基づき、水を加えるだけで米飯に復元する乾燥飯の工業的製法の確立に成功しました。
この乾燥飯が尾西の特徴にもなっている現在のアルファ米になります。
1946年には終戦後の食糧が不足するなか、国民の栄養と食生活改善に貢献していきます。
これを機に軍用食糧から今の非常用備蓄食糧等の平和的用途へと転換していったようです。
そして1949年に尾西食品研究所を改組し、尾西食品株式会社が設立されました。
調理・実食
それでは調理と実食をしていきましょう!
中はこんな感じです。
備付けのスプーンと調味粉末、脱酸素剤が入っています。
脱酸素剤は少し中心に入っているので取り忘れに注意です!
具のたけのこも、とても乾燥させられて入っております。
それでは水と調味粉末を入れて待っていきます。
お湯は15分で出来上がりますが、水の場合は60分で出来上がります。
家で作ると長く感じますが、実際に山登りの際に食べるとなると登っている間に調理が完了するってとっても便利ですね。
1時間経ちましたので早速食べてみます。
・香り
調味粉末の和風だしの素ような香りがただよってきて食欲がそそられます。
・味わい
香りの通り和風だしの素のような味わいが広がり、たけのこもしっかり歯応えがありました。
あの状態からこんな歯応えが出るのかと少し驚きました!笑
個人的に、お米に関しては少し固いように感じました。感覚的には少し水分が少なく炊き上がったご飯といった感覚でした。
しかし水で調理したと考えると普通に美味しく感じました!
検証結果
個人的にはお米に関してはお湯で調理した方がふっくらとして美味しく感じました。
しかし、水で調理出来る便利さは登山中や災害等の緊急時には非常に助かりますし、ありがたいですね。
今回少し歴史にも触れましたが創業当時は軍糧食の製造をされていたということは驚きました。そのような会社があったおかげで戦後の日本は復興ができていたんですね。
登山食の検証は前回も家で行っていたので、出来れば次回は山登りしながら検証したいと思います!
では。
涙そうそう-夏川りみ
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