皆さまこんばんは。
ぬか袋のお時間です。
良い天気が続いておりますね!
せっかく気持ちの良い晴れが続いているので、外でアクティブに活動したくなりますね。
山登りも良いですし、サイクリングなんかも気持ち良いでしょうね!
水分補給は忘れずに!
サイクリングといえば、2年ほど前にコロナ禍真っ最中で仕事も休業になり、友人と秘境と呼ばれる場所までサイクリングしました。
約60キロ自転車を漕ぎ続けましたが、2.3日サドルに座れないぐらいお尻が痛くなった思い出があります。
そんな本日は馴染みのBARで飲んだ自転車にまつわるウイスキーのご紹介です。
『イチローズモルト リカーランドキムラ 自転車ボトル』
イチローズモルト自転車ボトル
市場にはあまり出回っていないので、知らない方も多いかと思います。
僕も初めて見た時に『これはなんですか!?』となりました。
このボトルはリカーランドキムラという広島の酒屋さんから発売されました。
リリースされた経緯は2年前のコロナ禍中の密を避けて、リカーランドキムラさんが広島から自転車(電動)で取引先周りをしながらイチローズモルトを造っている秩父蒸溜所まで行かれたことから始まりました。
自転車で!?
Googleマップでリカーランドキムラさんがある広島から埼玉の秩父蒸溜所までの距離を調べたところ約847kmありました。
僕は60kmで限界でした。
無事に広島から秩父にたどり着いた記念にイチローズモルトの樽を1樽詰めた限定品です。
一般販売はしておらず、自転車旅の道中で助けて頂いた方へのお礼や、秩父ウイスキー祭オンラインで一部販売されたようです。
面白くて粋なボトルですねー!
使われている原酒はセカンドフィルのバーボンバレルで、シングルカスクです。
シングルカスクとは1つの樽のウイスキーだけを瓶詰めしたウイスキーのことです!
2013年蒸溜の7年熟成で、ボトリング本数は188本と希少なボトルです。
ラベルデザインは広島にあるbar ter(バートレ)のマスター倉橋さんという方に依頼したそうです。
セカンドフィル
ところでセカンドフィルってなに?
ウイスキーの熟成に使われる樽は使用回数によって原酒に与える影響が変わります。
初めてウイスキーの熟成に使用される樽を『ファーストフィル』と呼びます。
ファーストフィルの特徴は、樽詰めした原酒に与えるフレーバーの強さです。
それもそのはず、初めてウイスキーの熟成に使用されるので樽の成分は一番発生します。
ファーストフィルで使用された樽からウイスキーの原酒を取り出して、2度目の原酒を投入して再び熟成に使用すると『セカンドフィル』に、さらに3度目の投入を行って樽熟成を行うと『サードフィル』になります。
セカンドフィル以降の樽は、総称して『リフィル』と呼ばれます。
同じ樽を繰り返し使うことで、次第にウイスキーに与えられる影響が薄らいでいきますが、単純に薄くなるわけではなく、繰り返し使うことで違ったニュアンスに変化します。
深いですね〜
今回のイチローズモルト自転車ボトルは2回目の樽詰めに使用された原酒ということです。
では実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回もストレートでテイスティングしました。
色味は他のイチローズモルトと同様に薄めのゴールドです。
《度数》62%
《原材料》モルト
香り
焦がした砂糖の様な甘い香りと、ビターチョコレートを感じました。
樽香もしっかり出ており、少し生姜っぽいスパイシーさもありました。
味わい
熟したレーズン、ビターチョコレートの甘さとスパイシーさを感じました。
余韻は少しナッツのニュアンスがあり、アルコール度数も高いのでどっしりした印象でした。
複雑な表情があり、ゆっくり楽しめるボトルでした。
味云々よりも自転車で秩父まで行ったリカーランドキムラさんの情熱が詰まった1本で、ウイスキーにはロマンが詰まっているなと改めて感じさせられました!
皆さまも見つけた際は試してみてはいかがでしょうか?
では。
Patience of Angels-Eddi Reader
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