白色のバド【バドワイザー ゼロ】

 

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皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


先日のバドワイザーの記事はお読みいただけたでしょうか?


本日はその続編です。

 

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『バドワイザー ゼロ』


バドワイザーのノンアルコールです!

 

海外のノンアルコールビールは興味深いですね〜

 

 


せっかくなので今回は通常のバドワイザーと飲み比べてみました!

 

 

 

バドワイザー ゼロ

 

飲み進める前にサクッとバドワイザーゼロについて探ってみましょう!


日本では2022年8月23日に発売されました。

 

ちなみにアメリカでは2020年から発売していたようです!


『脱アルコール製法』でバドワイザーからアルコール分を除去し、バドワイザー本来の味わいを楽しめるノンアルコールビールテイスト飲料です。


バドワイザー同様に厳選された素材、徹底した品質管理と伝統の『ビーチウッド製法』など、こだわった製造工程で作られています。

 

ビーチウッド製法?


ビール作りの発酵工程で酵母の代わりに『ビーチウッド(ぶなの木)』を入れることにより、発酵がスムーズに進み、フルーティーな香りとバドワイザー独特の味わいが生まれます。

 

詳しくはこちら


開発の背景には世界的な健康意識の向上、生活スタイルの多様化など健康を気遣う流れで、近年ノンアルコール飲料の人気が上がっていることが挙げられます。


健康のために『お酒は飲めるけれど、あえて飲まない』『Sober Curious(ソーバーキュリアス)』というライフスタイルが注目が集まっているようです。


パッケージは通常のバドワイザーと色が違い、プルトップの王冠もゼロの方にはありません。

 

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調べたところ本国の方はプルトップに王冠があるようです。


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バドワイザーらしい赤と白もかっこいいですが、グレーと白もスタイリッシュですね!

 

ノンアルコールビール


そもそもノンアルコールビールとはなんなのか?

 

子供ビールと何が違うのか?

 

 

気になりますよね!


ノンアルコールビールは、正式には『ノンアルコールビールテイスト飲料』と言います。


酒税法により、アルコール度数が1%以上のものが『酒類』に分類されますので、日本では1%未満をノンアルコールビールと分類します。


しかし、アルコール度数が0.1%程度でも『低アルコール』や『微アルコール』と表記することもあります。

 

じゃあ『低アルコール』や『微アルコール』を飲んで運転しても大丈夫?


1%未満なので法律上は『お酒』ではありませんが、飲む量や体質によっては酒気帯び運転になる可能性があるのでダメなようです。


現在ノンアルコールビールの作り方はいくつかあるようですが、その中でも大きく2つに分けられます。

 

  • 発酵工程でアルコール生成量を抑制し、アルコール度数が1%を超えないようにする製法

アルコールを発生させる酵母を途中で取り除いたり、温度を下げて発酵を止めるな   どの方法があるようです。

 

  • 通常のビールからアルコール分を除去する『脱アルコール製法』

 

今回のバドワイザーゼロは『脱アルコール製法』です!


日本で『脱アルコール製法』は酒税法の関係であまり取り入れられていません。

 

なぜ??


酒税はアルコール度数が1%未満のものにはかかりませんが『脱アルコール製法』は一度、通常のビールを作ってからアルコールを除去するので、酒税がかかってしまうのです。


その他にも高額な設備投資が必要なこともあり、利益が出しにくいようです。

 

では、実際に飲んでいきましょう!

 

テイスティング


今回は通常のバドワイザーと飲み比べをしましたので、比較をしていきます。

 

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【バドワイザー ゼロ】
《度数》0.0%

《原材料》麦芽・米・ホップ・炭酸・酸化防止剤・pH調整剤・プロピレングリコール・ステピア末・香料

 


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色味は通常のバドワイザーと遜色なく、ほぼ違いはありませんでした。

 

・香り


ほんのり麦芽の香りと、レモンなど柑橘系の香りも少し感じられました。


通常のバドワイザーと同様にビールらしい深い香りなどは薄いですが、それよりももっとビールらしさは弱く感じました。

 

・味わい


ビールらしい苦味は弱くスッキリしていますが、後味にレモンティーのような酸味と渋みが残りました。


飲み口は飲みやすいですが、余韻は少し水っぽさも感じられました。


通常のバドワイザーと比べて、苦味の少ない飲みやすさは同じですが、後味の酸味と渋みが際立って違う点でした。

 

 

 

まとめ


今回、実際に飲み比べて感じたことは

 

ほんとにアルコールを除去しただけか!?!?


というほど違いました。笑


僕は普段から通常のバドワイザーを飲んでいるので、より強く違いを感じたのだと思います。


それもそのはず、原材料を見てお気づきの方もおられると思います。

 

添加物がかなり含まれています!!


バドワイザー ゼロに限らず、ノンアルコールビールはなるべくビールの味に近づけながら、カロリーや糖質を抑えているので味わいの調整が必要になります。


添加物を使用していないノンアルコールビールも存在していますが、市場に出回っている多くは添加物が含まれています。

 

お酒を飲まずにノンアルコールを常飲していれば健康!というわけではなさそうですね。。。

 


皆様も一度、試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 


では。

 

Wrong-Luh Kel

 

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赤色のヤツ!【バドワイザー】

 

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皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


ウイスキー関連の記事が多くなってきたので、ここらでビールいっときましょう!


本日ご紹介するのは僕が好きなビール。

 

 

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『バドワイザー』

 

銀色のヤツではなく赤色のヤツです!!

 

 


アメリカのビールは軽やかでスッキリ飲みやすいのが特徴です。


主張は弱めですが、それが逆に食事の邪魔をしないのでオールラウンダーです。

 

 

 

バドワイザー

 

飲み進める前にバドワイザーについて簡単に探ってみましょう!


バドワイザーはアメリカのミズーリ州セントルイスに本社を持つ『アンハイザー・ブッシュ社(通称A-B社)』が生産・販売するビールです。

 

 

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ロゴに絵かがれている『AB』という文字はこの『アンハイザー・ブッシュ社』ということです。


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キャッチコピーは『KING OF BEERS』


ドイツの裕福な商家に生まれた『アドルファス・ブッシュ』が経営危機に迫られていた妻の父親アンハイザーが経営していた醸造会社を立ち直らせたことからはじまりました。


そして1876年にバドワイザーの販売がスタートします。

 

100年以上も前です!


『バドワイザー』という名前の由来はチェコの有名なビール産地『ブドヴァイス』にあやかり、英語読みした名前です。


本来はチェコの南ボヘミア州最大の都市チェスケー・ブジェヨヴィツェで誕生したビールを『ブドヴァイス』『ブドヴァイゼル』『ブドバー』などと呼びます


アメリカの『バドワイザー』は名前を勝手に使用したので、チェコとの商標権を巡る争いが起こりました。


最終的にアメリカの『バドワイザー』ヨーロッパでの商標は認められずヨーロッパでは『Bud(バド)』『Busch(ブッシュ)』の名前で販売されています。

 

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逆にチェコ側はアメリカ、カナダでは『Czechvar(チェコヴァル)』、『BB Bürgerbräu(BBベルゲブロイ)』という名前で販売することで合意しました。

 

『バドワイザー』といえばアメリカというイメージでしたが、元ネタはチェコなんです!


2008年にベルギーの多国籍飲料会社インベブ』に520億ドル(約7兆2100億円)で買収され『アンハイザー・ブッシュ・インベブ』の完全子会社として運営されています。

 

経営危機から7兆の価値になるまで成長させたのはすごいですね!!

 

 

製法


バドワイザーの特徴である軽やかでスッキリした味わいは、徹底した品質管理とこだわりの製法で実現されています。

 

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『薄い』と言われがちですが、こだわって作られているからこそあの味わいが生まれるのです!


材料はアメリカ全土の地元の生産者から厳選された最高級の二条大麦、六条大麦麦芽のみを使用し、鮮度を確認するためブリューマスターによって詳細な分析が行われています。

 

ブリューマスター??

 

いわばビール作りの責任者です!

 

ビールを醸造するには一般的に20日前後を要しますが、バドワイザーは丁寧に約30日をかけます


こだわり抜いた専用の酵母や材料をじっくりと醸造することで、軽やかですっきりとしたバドワイザーらしい味わいが生み出されるのです。


バドワイザーの特徴的な製法は『ビーチウッド製法』です。

 

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ビールの2次発酵の段階で酵母の代わりにビーチウッド(ぶなの木)を入れることにより、発酵がスムーズに進み、フルーティーな香り、バドワイザー独特の味わいが生まれます


そして私たちの手元に届けられるバドワイザーは、何度ものテイスティングテストを通過したもののみ届けられます。

 

では、実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング


今回はより香りと味わいを感じ取るために、チューリップグラスでテイスティングしました。

 

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【バドワイザー】
《度数》5%

《原材料》麦芽・ホップ・米

 


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色味はビールらしい綺麗な黄金色ですが、黄色味は少し薄めです。

 

・香り


ビールらしい麦芽の香りは少し弱いですが、桃のようなフルーティーな香りを感じました。


香りからしてすっきりしています。

 

・味わい

 

麦芽の深い味わいや苦味は弱いですが、コーンや米のようなほのかな甘みとフルーツ感を感じました。

 

軽やかですっきりしているので喉越しでも楽しめます。

 

 

まとめ


まさにアメリカのパンチの効いた食べ物に合う味わいで、良くも悪くも食事の邪魔をしません。

 

食中酒から風呂上がりまでどんなシーンでもすっきり飲めるのでまさにオールラウンダーです!


ちなみに僕がハマったきっかけは馴染みのバーでウイスキーストレートを飲んでいた時です。


無性にビールが飲みたくなり、マスターに『スコットランド人はウイスキーのチェイサーにビールを飲む』という言葉からハマりました。


甘い物から辛い物、そしてチェイサーまで幅広く楽しめます。

 

KING OF BEERSは伊達ではないですね。


いわゆるビールらしい麦芽やホップの味わいは強くないので、お酒が苦手な方のビール入門としてもおすすめです!


皆様も改めて飲んでみてはどうでしょうか?

 

 

 


では。

 

ソングライン-くるり

 

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イオンの謎ウイスキー【インヴァネスクリーム】

 

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皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


本日は、以前イオンのウイスキーくじで当たったこちらを実際に飲んでみました。

 


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『インヴァネスクリーム』

 


銅賞でメーカーズマークとセットで入っておりました。

 

イオンでよく見かける銘柄ですが、実際に飲むのは今回が初めてです。
果たして美味しいのか!?

 

 

 

インヴァネスクリーム

 

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飲み進める前にインヴァネスクリームについて簡単に探ってみましょう!


『インヴァネスクリーム』という名前はスコットランドの北東部、ハイランド地方の首都でもあるインヴァネスから付けられています。

 

ちなみにハイランドはスコットランドで最も広い面積を持っています!

 

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肝心な蒸溜所の情報はなく、中身の原酒も不明です。

 

以前は年数表記ありのインヴァネスクリームも存在しておりましたが、それとは別物になっているようです。


恐らく、イオンとやまやの共同出資によるワインを基軸商品とした専門輸入商社の『コルドンヴェール社』が輸入しているので、海外から『バルクウイスキー』を買い付けて瓶詰めしていると思われます。

 

バルクウイスキー?


『バルクウイスキー』とは既にブレンドされたウイスキーを大容量のタンクに詰めたものです。


バルクウイスキーの特徴はどこの原酒が使われているのか非公開なところです。


ただ、ある程度の地域などを絞れば割り出せるところもあるようです。

 

もちろんバルクウイスキーだからといって質が悪いというわけではありません!


以上のことからインヴァネスクリームはハイランド地方の蒸溜所のバルクウイスキーを使用しているのではないかなと思われます。

※あくまで推測です。


ハイランドで作られるウイスキーは広大な地域なので多種多様ですが、インヴァネスが位置する北ハイランドは全体的に香りと味わいのバランスが良いことが特徴です。

 

有名なところだと『グレンモーレンジィ蒸溜所』が挙げられます。


海に面していることから、海岸近くに建てられた蒸留所で作られたウイスキーはスモーキーな香りや潮の香りを感じられるのも特徴的です。

 

では、実際に飲んでいきましょう!

 

テイスティング


今回はストレートハイボールでテイスティングしました。

 

【インヴァネスクリーム】
《度数》40%

《原材料》モルト・グレーン

 


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色味は薄くもなく濃くもなく、まさにウイスキーらしい琥珀色です。


恐らくカラメル色素で色味を調整していると思います。


まずはストレートから。

 

・香り


はじめは炭のようなスモーキーな香りとほんのり甘い、バニラのような香りを感じました。


その後は接着剤のような酸味を感じる香りとアルコール感が印象的でした。

 

・味わい


伸びはありませんが、バニラのような甘さとほんのり樽感を感じました。


後味は少し塩味を感じる味わいでした。


アルコール度数がそれほど高くないのもありますが、思ったほどピリピリしたアルコール感はありませんでした。

 


お次はハイボールです。

 

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・香り

 

薄くバニラのような甘い香りを感じました。

 

価格帯的に期待はしていませんが、そこまで香りが豊かなタイプではありません。

 

・味わい


ソーダで割った途端に塩味というのか、酸味が前面に出てきました。


若干のスモーキーさもありますが、やはり塩辛さが目立っていたので食中酒には合わないかなと思います。

 

 

 

まとめ


以前に飲んだニッカ セッションもソーダで割ると同じような塩辛さを感じました。


個人的にはハイボールにするより水割りの方が飲みやすいかなと思われます。


セッションの場合は水割りにするとクリーミーな甘さが出て非常に飲みやすくなりました。

 

価格帯的にも比べるものではありませんが。。


イオンでは低価格スコッチのコーナーに並べられていることが多いと思います。

 

価格帯的にもハイボールや水割りで食中酒として買われる方もいらっしゃるかと思いますが、ハイボールとして購入するには少し微妙かなと感じました。


皆さまの参考になれば幸いです。

 

 

 

では。

 

Strawberry Letter 23-Brothers Johnson

 

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アイリッシュといえば【ジェムソン】

 

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皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 

 

本日は比較的手に入りやすくてコスパの良いウイスキーをご紹介します!

 

 

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『ジェムソン スタンダード』

 

 

アイリッシュウイスキーと言えば『ジェムソン』という方も多いと思います。

 

最近はアーティストのSIRUPさんとコラボして限定デザインのボトルなども出していますね!

 

 

 

ジェムソン

 

 

飲み進める前にジェムソンについて簡単に探ってみましょう!

 


創立者はスコットランド人のジョン・ジェムソンです。

 

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『ジェムソン』という名前も創設者の名前から取られています。


ジョン・ジェムソンはスコットランドで弁護士をしていましたが、『キャメロンブリッジ蒸溜所』を創設したジョン・ヘイグの娘のマーガレット・ヘイグと結婚しました。


『キャメロンブリッジ蒸溜所』はグレーンウイスキーを最初に製造したと言われています。


そして妻のマーガレット・ヘイグの従兄弟にあたるロバート・スタインは世界で初となる連続式蒸溜機の原型を開発しました。

 

ウイスキー界のすごい一族と結婚したんですね!


結婚を機にアイルランドの首都であるダブリンに移り、スタイン家が経営していた『ボウ・ストリート蒸溜所』の経営に携わります

 

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そこからジョン・ジェムソンのウイスキー作りがスタートします。

 

アイリッシュウイスキーの悲劇


1810年に現在の『アイリッシュ・ディスティラリーズ社』の母体となる『ジョン・ジェムソン・アンド・サン・アイリッシュ・ウイスキー』が設立されました。


年間生産量は3万ガロンでしたが、19世紀までに年間100万ガロンを誇る世界でも最大手の会社へと成長しました。


ボウ・ストリート蒸溜所が建てられたダブリンはウイスキー産業が盛んな都市で、当時ラム酒についで、世界でもっとも愛好される蒸溜酒だったことが追い風になりました。


18〜19世紀にかけてアイルランドには認可を受けた蒸溜所の数が2千を超えており、未認可の蒸溜所は数え切れないほどあったそうです。

 

その当時、ジェムソンの生産量は世界一でした!

 


しかし!!

 


その後、様々な歴史的な出来事によってジェムソン社は一時、事業の後退を余儀なくされることになりました。

 

まずは『アイルランドの禁酒運動』により、国内での打撃を受けました。

 

そして、『アイルランド独立戦争』とそれに続いた英国との貿易戦争で、英国はジェムソン社のウイスキーの輸出を禁止しました。


そのすぐ後に『アメリカ合衆国の禁酒法施行』でアメリカへの輸出が許されず、自国だけではなく、イギリス、アメリカへの輸出が長きに渡り禁止されました。

 

まさに逆風。。

 

19世紀の半ばにはスコットランドが連続式蒸留器を採用したことによりウイスキーの大量生産が可能となりました。


しかし、アイルランドは従来通りの単式蒸溜器によるウイスキー作りを行っていたため、スコットランドに差をつけられていきました。

 

長いブランクの間に競合はどんどん成長していったんですね。


ちなみに連続式蒸溜器の原型を開発したのは『ロバート・スタイン』ですが、実際に特許を取ったのはアイルランド人の『イーニアス・コフィ』です。


自国で開発された新しい技術を導入せず、昔ながらの作り方を貫いたことがスコットランドとの差を生んでしまったのです。


そうしたことからアイルランドに数多くあった蒸溜所も数軒に減ってしまいました。

 

1966年に残っている数軒の蒸溜所が合併して『アイリッシュ・ディスティラーズ・グループ』を設立します。

 

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蒸溜所も集約し、『ミドルトン蒸留所』を新設して生産を開始しました。


生産能力も向上し、現在世界でもトップクラスの売り上げを誇る蒸溜所へとなりました。

 

 

 

ジェムソンの製法


ジェムソンはアイリッシュウイスキー特有の製法である『ポットスチルウイスキー』と『グレーンウイスキー』をブレンドしてつくられています。


ウイスキー作りに使われる原料は全て蒸溜所の半径50マイル以内の地域から調達されており、大麦はノンピートの物を使用しています。

 

ノンピート?

 

俗にいうスモーキーではないやつです!


特徴は使用している『ポットスチルウイスキー』、『グレーンウイスキー』ともに3回蒸溜する伝統的なアイリッシュウイスキーの製法です。

 

これにより2回蒸溜しても残っている不純物をさらに取り除きくことで、洗練されたウイスキーになり、よりなめらかで穏やかな味わいになります。


その後、アメリカンオークのバーボン樽や、シェリー樽で3年以上熟成を行いボトリングされます。


ちなみに今回ご紹介する『ジェムソン スタンダード』年数表記がされていませんが、3年は熟成されています。


それはアイリッシュウイスキーの法定義に、『アイルランド共和国、または北アイルランドの倉庫で3年以上木樽で熟成させていること』とあるので3年熟成させないとアイリッシュウイスキーとは名乗れないからです。


アイリッシュウイスキーの法定議についてはこちら

 

長くなりましたが実際に飲んでいきましょう!

 

テイスティング

 

僕が購入したのはハイボール用のトールグラスが2個ついておりましたので、今回はストレートハイボールでテイスティングしました。

 

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【ジェムソン スタンダード】
《度数》40%

《原材料》グレーン・モルト

 

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色味は琥珀色に若干シェリー樽らしい赤っぽい色味がついています。


ボトルがグリーンで色味を見たことがなかったので、思ってたよりも濃かったです。

 

まずはストレートから。

 

・香り


レーズンのようなフルーティーな香りと花のようなフローラル感を感じました。


焼き菓子のような甘さと香ばしいナッツのニュアンスもありました。

 

・味わい


フルーツのような甘さの奥にナッツを感じる味わいです。


伸びはそこまでありませんが、アルコール感はそこまでなく非常にまろやかで飲みやすいです。

 

ストレートでも十分美味しい!


お次はハイボールです。

 

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・香り


ソーダで割っているので甘さやフルーツ香は隠れ、ストレートよりも白い花のニュアンスは立ったように感じました。

 

・味わい

 

すっきりした飲み口で、甘すぎず少しドライな味わいです。

 

ほのかにレーズンの渋みとクリーミーな甘さもありますが、全体的に癖がなく飲みやすいです。

 


まさにスムースといった感じで、個性が凄くあるというわけではないので食中酒でも楽しめると思います。


公式ではハイボールを推奨しており、価格帯的にも『ストレートでは少し飲みにくいのかな?』と思いましたが、バランス感が良くストレートでも楽しめました!

 

全体のバランスが良いので飲み方も幅広くコスパも良い!

 

1本でハイボールからストレートまで楽しめるのでキャンプに持って行きたいな。

 


皆さんも是非、一度試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

では。

 

Superpower-SIRUP

 

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焼酎ウイスキー【ウイスキー水割り 無銘】

 

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皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


コンビニやスーパーなどでは毎月のようにお酒など新商品が並んでいますよね。

 

新商品だけではなく、昔から置いてあるけれどなかなか手に取ることがない商品も多く存在すると思います。

 

そんな本日ご紹介するのは、僕がずっと気になっていたけれど手に取らなかったウイスキーについてです。

 

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『ウイスキー水割りカップ 無銘』

 

ローソンのお酒コーナーに置いてあり気になっていましたが、実際に飲んだのは今回が初です!

 

 

 

福徳長酒類株式会社

 

テイスティングする前に軽く情報を探ってみましょう!

 

『ウイスキー水割りカップ 無銘』を作っているのは福徳長酒類株式会社(ふくとくちょうしゅるい)です。


福徳長酒類株式会社は千葉県松戸市に本社を置き、酒類・食品の製造販売を行っているオエノングループの一社です。


焼酎、清酒を中心に、スピリッツ、チューハイ、ワイン、製菓用洋酒など幅広く取り扱っています。


伝統に培われた高度な発酵技術、自在な蒸留技術、長期貯蔵の豊かな経験を背景に『米』『麦』『そば』などの原料を使い、品質の高い本格焼酎を生み出しています。

 

焼酎は特にコスパが高く美味しいという口コミが多いです!


福徳長酒類株式会社は千葉県の本社の他に国内3カ所に生産拠点があります

 

  • 福岡久留米工場 『麦焼酎』
  • 鹿児島・薩摩工場 『芋焼酎』※休造中
  • 山梨県・韮崎工場 『清酒』

 

ウイスキーは福岡久留米の自然の中に佇むレンガ造りの建物、福岡久留米工場で製造されています。

 

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ちなみにジンも福岡久留米工場で作られています!


特徴は茅ケ岳、甲斐駒ケ岳、八ケ岳の山々を望み、美しい自然と清冽な水から生まれる淡麗ですっきりとした味わいです。


独自製法により少人数で効率的な生産を可能にし、一般的な酒蔵の倍以上の単位で生産できるようです。

 

 

ウイスキー 無銘


焼酎や清酒をメインに作っていた福徳長酒類株式会社は2016年に水割りウイスキー『ウイスキー水割りカップ 無銘』を発売しました。

 

『無銘』という名前の由来は、銘柄ではなく味わいで評価していただきたいという思いから、商品名は“美酒に銘なし”という意味の“無銘”だそうです。


2017年には水割りではない『ウイスキー 無銘』も発売しております。

 

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焼酎蔵ならではの味わいで、樫樽で貯蔵した芳醇な香味の長期貯蔵焼酎と、芳ばしいモルトウイスキーで造ったブレンデットウイスキーです。


原材料のスピリッツは独特の製法で本格焼酎をスピリッツ化したものになります。

 

焼酎をスピリッツ化??


複雑すぎて僕もよく理解できませんが、日本の酒税法ではウイスキーの定義がスコットランドやアメリカほど明確化されていません


樽熟成の期間などの規定もありません。


極端に言うと輸入ウイスキー10%に対し、醸造アルコールやスピリッツを90%混ぜた物でもジャパニーズウイスキーとして販売できてしまいます。


しかし、2021年4月に日本洋酒酒造組合が日本のウイスキーのブランド価値を守るために『ジャパニーズウイスキー』の定義を決めました


ただ、これは組合に加盟しているメーカーが守るべき『自主基準』ですので、酒税法によって定められているわけではありません


現在、スーパーや酒屋さんには知識がない人だとあたかも『日本で作られたウイスキー』と思い込んでしまうほど紛らわしいものが増えています。

 

それもビジネスですが、残念ながらスコッチやバーボンのそれではありません。


恐らくウイスキー 無銘『海外の輸入モルト原酒』と『自社の焼酎』を混ぜたウイスキーです。


ちなみに2018年には米焼酎をベーススピリッツに和ボタニカル素材を加えた『ジン 無銘』も発売されました

 

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焼酎に強い会社らしいお酒作りをされています。

 

まぁ好みは人それぞれですので、細かい概念は置いといて個人が美味しいと感じればそれが正解です!


では実際に飲んでいきましょう!

 

テイスティング


今回は氷を入れたグラスに注いでテイスティングしました。

 

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【ウイスキー水割りカップ 無銘】
《度数》12%

《原材料》モルト・スピリッツ(国内製造)

 

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色味はウイスキーらしい琥珀色がうっすらとある感じです。


他の水割りと比べてもさほど違いはありません。

 

・香り


ほんのりモルトのような穀物のウイスキーらしい香りは感じましたが、その後はアルコール臭がメインでした。


やはりウイスキーというより焼酎に近いように感じました。

 

・味わい

 

薄いバニラのような甘さをはじめに感じましたが、その後は焼酎のアルコール感が強かったです。


余韻で鼻から抜ける香りはウイスキーらしさがありましたが、口に残る後味は焼酎のアルコールを強く感じました。

 


飲んだ瞬間は

 

あれ?案外イケるかも。


と思ったのですが、やはり焼酎のニュアンスが強かったです。

 

純粋なウイスキーではなく『焼酎ウイスキー』でした。


僕は焼酎をあまり飲まないので焼酎を強く感じましたが、普段から焼酎もウイスキーも飲まれる方はそこまで気にならないと思います!

 

どちらかというと、12%のアルコール度数も含めて普段からお酒を飲み慣れている方向けなのかなと感じました。

 

皆さまも見つけた際は試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

では。

 

Natty rebel - U-ROY

 

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KAVALANハードティージンソーダ缶って美味しいの?

 

皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 

 

かなり秋らしい季節になってきましたね!

 

寂しいような嬉しいような。

 


そんな本日ご紹介するのは台湾のKAVALANから出たこちらです!

 

 

『KAVALAN ハードティージンソーダ』

 

カバランバーカクテルシリーズの第3弾です!


過去にもこのブログでハイボールジントニックをご紹介しております。

 

 

カバラン蒸溜所

 

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カバラン蒸溜所年間を通して気温の高い、台湾北東部の山岳地 宜蘭県(ギーラン) を拠点にしています。


元々は缶コーヒーやミネラルウォーターを販売している台湾の老舗飲料メーカーの金車(king car)グループが作りました。

f:id:nukabukuro:20220927160314j:image2002年から本格的にウイスキー作りに参入し、2005年に蒸留所が完成して2008年に初出荷を果たしました。


特徴は比較的若い蒸溜所ですが、一切妥協せず資金を投じた施設と台湾北部の亜熱帯地域ならではの熟成の早さです。

 

その早さはスコットランドの3〜4倍と言われています!


スコットランドでも結果が出るまでに20〜30年かかるとされている樽でもカバラン蒸溜所では10年もかからずに結果を出せるようです。


通常の蒸溜所ではシングルモルトからブレンデッドウイスキーなど、幅広く作るために100種類以上のタイプの違う原酒を作ります。


しかし、カバランは基本的には同じタイプの原酒しか作らず、シングルモルトしか作らないというこだわりもあります。


そんなカバラン蒸溜所はウイスキー作りに使われる上質な大麦麦芽と、雪山山脈を水源とする清浄な水を使用したジンも作っています。

 

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日本では2019年の10月に発売しております。


ウイスキーと同じ蒸溜施設内にあるドイツ製の連続式蒸溜器で3回蒸溜し、2回の濾過を経て製造されています。


レッドグァバやスターフルーツなど地域の特産品である南国フルーツを含む6種類のボタニカルを使用しています。

 

ボタニカル?

ベースのお酒に香味をつけるハーブやスパイス、果皮などのことです!



KAVALAN ハードティージンソーダ

 

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カバラン ハードティージンソーダカバランジンをベースにウーロン茶と紅茶を加えたカクテルです。


日本でカバラン ハードティージンソーダ2022年6月27日に発売されました。


台湾では同年4月29日から発売されております。


日本と同じくお茶が生活に根付いている台湾では、ティーカクテルが人気なので発売する運びになったようです。


公式の説明には

 

『炭火で焙煎されたウーロン茶のコクと紅茶の甘みが、上質でなめらかなカバランジンと絶妙に調和しています。』

 

と書かれていました。


台湾は甘いお茶が主流なので烏龍茶と聞くとなんとなく『甘いんだろうな』と想像できます。


過去にこのブログではカバランのハイボールジントニックをテイスティングしましたが感想は正直、残念でした。


もちろん好みは人それぞれですがベースのお酒の良さはなく、ケミカルな甘さが舌に残りました


今回のハードティージンソーダも期待はできませんが、どうなるのか。

 

では実際に飲んでいきましょう!

 

 

テイスティング


今回は氷を入れたグラスに注いでテイスティングしました。

 

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【KAVALAN ハードティージンソーダ】
《度数》4%

《原材料》ジン・糖類・烏龍茶・紅茶・炭酸・酸味料・香料

 


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色味は紅茶らしい色味でしっかりとしたお茶を感じられる色味です。

 

香り

 

注ぐ時から烏龍茶と紅茶を合わせたようなお茶良い香りがしていました。


アルコール感はなく、少しフルーツを感じる甘い香りも感じました。

 

味わい

 

烏龍茶の香りと紅茶のほのかな渋みが上手く合わさっていました。

 

ハイボールとジントニックで感じたケミカルな甘さはそれほど強くなく、紅茶と相まってちょうど良く感じました。


カバランらしい南国のフルーツ感もありました。

 

口に入れた瞬間

 

美味しい!


と思いました。

 

期待はしていなかったですが、過去の2種類と比べて今回は美味しかったです!

 

ジンはほとんど感じられず、アルコール感もほとんどなかったので、カクテルとして女性の方が好きそうな印象です。


お酒が弱い方でも美味しくいただけると思います!


皆様も見つけた際は試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

では。

 

My G - Aitch,Ed Sheeran

 

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食欲の秋に【キリンウイスキー 陸】

 

皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


秋が近づいてきていますね〜


秋と言えば

 

食欲の秋!!


本日はそんな食欲の秋にオススメのウイスキーのご紹介です。

 

 

 

 

『キリンウイスキー 陸』

 

 

旅行に行った際にホテルでウイスキーが飲みたくて、どうせなら飲んだことのない物を買おうと思っていたところ目に入ったので買ってしまいました!

 

 

 

富士御殿場蒸溜所

 

キリンウイスキー 陸静岡県にある『キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所』で作られています

 


静岡県御殿場市に位置し、日本の象徴 富士山の麓にキリンビールが1972年に創業して翌年1973年から稼働しています。


富士御殿場蒸溜所特徴は一つの蒸溜所で『モルトウイスキー』と『グレーンウイスキー』両方造ることができます


さらに『生産』、『貯蔵』、『ボトリング』まで全て一貫して行っている世界でも数少ない蒸溜所です。


そんな富士御殿場蒸溜所マスターブレンダーはウイスキー業界で数々の賞を受賞し、世界的に評価されている田中 城太さんです。

 

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富士御殿場蒸溜所では3つのタイプのグレーンウイスキーを使い分けている点も特徴的です。

 

・『クリーンタイプ』

一般的な連続式蒸溜器で作り、すっきりした味わいでモルトの味を引き立たせる。

 

・『バーボンタイプ』

タブラーと言われる多棟連続式蒸溜器で作り、重厚でヘビーなバーボンで使われている。

 

・『カナディアンタイプ』

ケトルという単式蒸溜器で作り、甘く芳醇な香りと適度なボディ感がある。

 


詳しくはこちらをお読みください。

 

 

キリンウイスキー 陸

 

『キリンウイスキー 陸』は、2020年5月に発売されました。

 

 

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以前にキリンから発売されていたブレンデッドウイスキー富士山麓樽熟原酒50°が終売になり、その後継ボトルとして発売されました。


そして2022年4月にボトルラベルのデザインと味わいをリニューアルしました。

 

 

発売から2年でリニューアルは改善が早い!

 

以前のボトルは飲んだことないのですが、調べたところ『アルコール感が強く、ハイボールじゃないと飲めない』という感想が多く見られました。

 

ボトルラベルもリニューアル後の方が断然良いですね!


今回はブレンドを見直した他に、冷却濾過によって沈殿物を取り除く工程を行わない、『ノンチルフィルタード』で、できる限り味わいそのままにしているようです。

 

そして熟成には、180リットルの『バレル』と言われる小さな樽を使用することで、原酒と樽の触れ合う表面積が大きくなり、熟成感をより強くしています。


使われている原酒は『富士御殿場蒸溜所で作られるモルト原酒』と『英国製造のグレーン原酒』をブレンドしています。

 

ということでジャパニーズウイスキーの定義には当てはまりません!

 


では実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング


今回はストレートとキリン側も推奨しているハイボールでテイスティングしました。

 

【キリンウイスキー 陸】
《度数》50%

《原材料》モルト・グレーン

 


まずはストレートから。

 

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色味は綺麗な琥珀色でまさにウイスキーといった感じです。

 

 

f:id:nukabukuro:20220918160440j:image

 

香り

 

はちみつの様な甘さに桃や赤いりんごのニュアンスを感じました。


アルコール度数が50%と高めなので多少のアルコール感もありましたが、全体的に甘い香りとフルーツ香のバランスは良い印象です。

 

味わい

 

アルコールのアタックは強く、スパイシーですが、桃の様な甘さも感じました。

 

グレーンの穀物感もあり、すっきりしているがアルコールのピリピリ感と紅茶の様な苦味の余韻もありました。

 


お次はハイボールです。

 

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香り

 

炭酸で割るとバーボン感が強くなった印象で、甘さは弱くなり、グレーンの穀物感は強く感じました。

 

味わい

 

飲み口はすっきりクリーンな印象で、ほのかなバニラの甘さもありました。


ストレートで感じたアルコール感はそれほどなく、甘すぎず飲みやすくてしっかり重厚感もありました。

 


正直、この値段帯のウイスキーは良くも悪くも薄いという印象が強いですが、陸はアルコール度数も高くしっかりとした味わいで飲みごたえがありました。


近年日本のウイスキーはかなり強気な値段設定が多いですが、陸はこの値段にしてはかなり良いかなと感じました。

 

コスパは高い!!


現在のラインナップは500mlの瓶タイプのボトルと、4000mlのペットポトルタイプが発売されています。


ハイボールは食中酒にもオススメなので、是非宅飲みラインナップに追加してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 


では。

 

O-0-h Child - The Five Stairsteps

 

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