七面鳥ウイスキー【ワイルドターキー8年】

 

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皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


まだまだ夏ですね〜。

 

暑くなる夏はやっぱりハイボールでしょう!


すっきり飲めるものをガブガブいくのも良いですが、たまにはどしっとしたハイボールはいかがでしょうか?


そんな本日ご紹介するのは

 

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『ワイルドターキー 8年』

 

アルコール度数50.5%と高めなウイスキーですので、暑い夏にあえてどしっとしたハイボールもありかと思います!

 

 

 

ワイルドターキー蒸溜所


飲み進める前にまずは『ワイルドターキー蒸溜所』について簡単に。

 

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ワイルドターキーが作られているのはアメリカ ケンタッキー州のローレンスバーグに建てられた『リピー蒸溜所』が起源です。


リピー蒸溜所1869年にトーマス・リピーが創業した蒸溜所で、後の『ワイルドターキー蒸溜所』になります。


1893年にリピー蒸溜所で作られたバーボンウイスキーがシカゴで開かれたワールドフェアでケンタッキー州代表に選ばれました。


リピー蒸溜所は創業後、オーナーが入れ替わり、持ち主を転々としますが、1905年に創業者の息子であるリピー兄弟が再び蒸溜所を買収します。

 

息子熱いね!


1970年にワインや蒸溜酒の製造・販売を手がけていたオースティン・ニコルズ社』がバーボンウイスキーの製造に本格的に乗り出し、ワイルドターキー蒸溜所を買収します。

 

また買収!

 

1980年にはフランスの『ペルノ・リカール社』が『オースティン・ニコルズ社』を買収します。

 

またまた買収!


更に2009年にはイタリアのメーカー『カンパリ・グループ』がワイルドターキーのブランド及び蒸溜所を買収し現在に至ります。

 

またまたまた買収!!

 

当時、ワイルドターキーは『バーボンといえばワイルドターキー』というほどの人気で、国内の約半分を占め、60以上の世界各地の市場でも販売されていました。


生産需要が高まり、これに対応するためカンパリ社はワイルドターキー蒸留所を1億ドル(約100億円以上)のアップグレードと施設拡張を行い、生産効率の向上を図りました。

 

 

名前の由来

 

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親しみやすく、アメリカっぽい『ワイルドターキー』という名前にもしっかり由来があります。


1940年に当時の蒸溜所オーナー、トーマス・マッカーシーが趣味にしていた『七面鳥狩り』から現在のブランド名の由来になっています。


七面鳥狩りに出かける際、貯蔵庫から1本のバーボンウイスキーを持参し、狩り仲間に振る舞ったことで仲間の1人が七面鳥狩りにちなんで『ワイルドターキー』と呼び始めました。


それが現在の『ワイルドターキー』の商品名の由来になりました。

 

だからラベルにも七面鳥が描かれているんですね!

 

ちなみに七面鳥はニワトリ程度しか飛べないので、簡単に狩れるようです。

 

 

ワイルドターキーの特徴

 

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ワイルドターキーといえば『バーボンウイスキー』です。

 

バーボンウイスキーってなに?


ではまずこちらからお読みになって戻ってきてください!


ワイルドターキーは歴代アメリカ大統領が愛したことでも有名です。


『アイゼンハワー』、『ルーズヴェルト』、『クーリッジ』、『JFK』が愛飲していたと言われています。

 

クーリッジ大統領は机にワイルドターキーを忍ばせていたという逸話もあるそうです!

 

ワイルドターキーは他のバーボンと何が違うの?


バーボンウイスキーは『蒸溜の際のアルコール度数を80度 %以下とする』と決められていますが、ワイルドターキーはこれを60~65%まで抑えます


そして樽詰めする時の度数は62.5%以下となっていますが、ワイルドターキーの場合、54~55%まで抑えて熟成させます。


樽に入れる前のウイスキーの度数は高ければ熟成が遅く、低ければ早くなります。


また度数が2〜5%変わるだけで樽から得られるフレーバーに影響するとも言われています。


ワイルドターキー徹底した品質検査をして厳選された素材の良さを最大限引き出す為に、なるべくアルコール度数を抑えた状態で熟成しているのが他のバーボンとは違った特徴です。

 

 

101プルーフ

 

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ラベルに書かれてる101は何の数字?


アメリカやイギリスでは、蒸溜酒のアルコール度数を『プルーフ』で表す伝統があります。


アメリカンプルーフに0.5倍、ブリティッシュプル-フに0.571倍掛けるとアルコール度数となります。


つまりワイルドターキー8年は101プルーフですので

 

101×0.5=50.5

 

50.5%のアルコール度数になります。

 

説明はこれぐらいにして、実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング


今回はストレートとハイボールでテイスティングしました。

 

【ワイルドターキー 8年】
《度数》50.5%

《原材料》モルト・グレーン


まずはストレートから。

 

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色味は少し赤みかかった琥珀色で非常に綺麗です。

 

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香り

 

濃いハチミツ、バニラ、バナナの様な甘い香りを強く感じました。


アルコール度数は高いですが、香りからはアルコール感はあまりなく、ドライレーズンのような熟れた果物感も感じられました。

 

味わい

 

やはりアルコール度数50%を越えるのでアルコールのアタックは強めですが、ハチミツの様な甘さと穀物感はしっかりしていました。


余韻は少し華やかさとナッツ感もありました。

 


お次はハイボールです。

 

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香り

 

ストレートよりも甘さは抑えられ、ほのかにバニラ感はあるものの、ナッツ香ばしい香りが特徴的でした。

 

味わい

 

ソーダで割った分、アルコールのアタックは緩和されましたが、ビターチョコレートやナッツ、バニラ感はしっかりとありました

 

度数が高いのでソーダで割っても崩れることなく、どしっとしたハイボールという感じで飲みごたえがありました。

 


この季節なら断然ハイボールをおすすめしますが、冬なんかはロックでゆっくりと飲むのもいいかと思います。

 

僕が今回購入したのは200mlボトルですが、700mlと1Lもあります。

 

200mlは手ごろなお値段ですので、試すなら200mlからでもいいかもしれませんね!

 


皆様も是非試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

では。

 

Jockey Full of Bourbon-Tom Waits

 

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白角ハイボール缶vs角ハイボール缶

 

皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


本日は前回のブログで予告した通りこちらのご紹介です。

 

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『白角ハイボール缶

 


白角と同じく2022年8月9日に発売した缶タイプの『白角ハイボール』です。

 

せっかくなので今回は通常の角ハイボール缶との飲み比べをしてみました!

 

 

 

白角ハイボール


白角は水割りタイプの缶は発売されていましたが、ハイボール缶は今回が初めてです。

 

www.nukabukuro.jp


『白角ハイボール』発売日は2022年8月9日で値段は希望小売価格189円(税込)です。


『白角』の特徴そのままにすっきりと、かろやかな味わいで、心地良い余韻を感じられる味わいを実現するために、『かぼす』を仕上げで使用しています。

 

 

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かぼす!?


恐らく白角は『和食と合う、淡麗辛口』がキャッチコピーなので和食に合う『かぼす』を仕上げに使用しているのだと思われます。

 

角ハイボール缶には『レモンスピリッツ』が使用されているので、差別化されていますね!


しかし!!


原材料を確認したところやはり『糖類』と『酸味料』は含まれているので、これがどこまで味に影響するのかが問題ですね。


角ハイボール缶は『レモンスピリッツ』の他に『食物繊維』、『酸味料』も使用されており、これが舌に残るので後味はあまり良くない印象でした。

 

ところで『糖類』ってなに?

 

糖類は『単糖類』と『二糖類』の総称で、『ブドウ糖』『果糖』『ショ糖』等のことです。

 

『ブドウ糖』の名前は、ブドウに豊富に含まれていることからつけられたと言われています。

 

食品では、穀類やブドウ、バナナ、アンズなどの果物、はちみつなどに豊富に含まれています。


『ショ糖』とは砂糖の主成分で、テンサイやサトウキビに含まれています


この『単糖類』と『二糖類』は天然甘味料ですので、人工甘味料に比べると甘すぎず自然な甘さです。

 

では実際に飲み比べていきましょう!

 

 

 

テイスティング

 

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今回はどちらも氷を入れたグラスに注いでテイスティングしました。


まずは『角ハイボール缶』から。

 

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【角ハイボール缶】
《度数》7%

《原材料》ウイスキー・レモンスピリッツ・食物繊維・炭酸・酸味料

 

色味は薄い黄色といった感じです。

 

香り


ウイスキー らしい香りは弱く、レモンの香りが印象的でした。


ほんのり甘いバニラのような香りも感じられました。

 

味わい


レモンの酸味が強く、ほんのり甘さもありました。


後味はやはり変な甘さが舌に残る感じがして、普段純粋なウイスキーをソーダで割ったハイボールを飲んでいる方は気になると思います。

 

喉越しで飲むなら気になりませんが、ゆっくり楽しむ時にはあまりおすすめできません。

 


お次は『白角ハイボール缶』です。

 

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【白角ハイボール缶】
《度数》6%

《原材料》ウイスキー・かぼす・糖類・炭酸・酸味料


色味はほんの少しですが、通常の角より薄いです。

 

香り

 

青リンゴのような果実香とほんのりバニラのような甘い香りを感じました。


特にかぼすや柑橘類の香りは感じられませんでした。

 

味わい

 

香り同様に青リンゴの果実感とすっきりとした甘さが特徴的で、ほんのりと柑橘感もありましたが、『角ハイボール缶』に比べて酸味はあまり感じませんでした。


ただ明確に『かぼす』という感じではなく、ほんのり感じる程度でした。


後味もすっきりしていますが、やはり後味は舌に残る甘さが気になりました。

 

今回飲み比べてみて、断然白角ハイボールの方が美味しかったです!!


より自然なウイスキーハイボールで、食中酒としても良いと思います。

 

やはり『角ハイボール缶』に含まれている『レモンスピリッツ』が邪魔をしているのが明確になりました。


ちなみにアルコール度数も通常の角ハイボール缶より1%低い6%になっているのでこの辺も和食と合わせるコンセプトに合っているなと思いました。


コンビニでも買えますので、是非皆さま一度試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 


では。

 

River-Leon Bridges

 

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白角2022【新白角vs旧白角】

 

皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


暑いこの時期はビールも良いですが、やっぱりハイボールも捨てがたい。

 

そんなこの時期にとっておきのウイスキーが今月限定復活します!


それは先日のブログでご紹介した『白角』です。

 

www.nukabukuro.jp


正式な発売日は2022年8月9日(火)です。

 

 

が!!

 

 

Twitterの目撃情報を頼りにドラッグストアの『ウエルシア』に行くと7日に既に並んでおりました。

 

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希望小売価格は¥1,397(税込)ですので少しだけ高かったです。

 

というわけでフライングゲットできましたので、一足早くテイスティング&旧白角との飲み比べをしてみました!

 

 

 

白角


過去2回このブログで取り扱った『白角』ですが、さらっとおさらいを。

 

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1992年サントリーから角瓶(黄色)の姉妹品として販売を開始して、2019年3月をもって休売になりました。


ジャパニーズウイスキーの人気が高まり、原酒不足を回避する目的で白角の休売が決定したと言われています。


『白角』は『和食と合う、淡麗辛口』をキャッチフレーズに、キーモルトを『白州』のホッグスヘッド樽にして爽やかかつ、ドライなブレンドに仕上げられています。

 

グレーン原酒はライトタイプをブレンドしています。

 

そして3年の時を経て2022年8月9日に白角は限定復活されました!

 

新白角と旧白角

 

ウイスキーはラベルやボトルが変わるなど、新しくリニューアルされると中身のブレンドも多少変わります

 

僕は以前にオークションサイトで白角を購入しましたので、『旧白角』と今回の『新しい白角』をラベルから比較してみました!

 

 

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右が『旧白角』、左が『新しい白角』です。


『旧白角』は丸みを帯びたボトルの形状ですが、『新しい白角』は現在販売されている『通常の角』と同様の少し角張ったボトルになっています。


ラベルの素材も変わっており、『新しい白角』はざらっとした素材で、『旧白角』は少し光沢のあるラベルです。

 

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ここも『通常の角』と同様でした。


ラベルに書かれている文字は『旧白角』に書いてあった『淡麗辛口』がなくなり、サントリー創業者の『鳥井信治郎のサイン』が描かれています


上部に貼られているラベルも変わっており、『新しい白角』には白角の特徴でもある『CLEAR&SMOOTH』と書かれてあります。

 

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外見の比較はこれぐらいにして、香りと味わいの比較をしていきます!

 

 

テイスティング

 

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今回はどちらもストレートでテイスティングしました。


原材料、アルコール度数などに変わりはありません。

 

【サントリー 白角】
《度数》40%

《原材料》モルト・グレーン

 


まずは『旧白角』から。

 

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色味は薄い琥珀色です。

 

香り


アルコール臭はまろやかで、青リンゴのフルーツ香を感じました。


バニラの甘い香りは重くなくドライな印象です。


やはり『白州』がキーモルトなだけあって、薄いですが『白州』らしさは出ています。

 

味わい


甘さは控えめでドライな印象です。


若干のフルーツ感はありますが、かなりスムースでした。


香り立ちのフルーツ感は強いものの、甘さは控えめでキレのある印象です。

 


お次は『新しい白角』をいただきます。

 

 

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色味は少し新しい白角の方が濃いように感じました。

 

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香り

 

アルコール感は弱く、青リンゴのフルーツ感とバニラの甘さ、時間が経つとナッツ感も感じられました。


旧白角と比べて少しフルーツ感は弱く感じました。

 

味わい

 

まろやかな酸味とバニラの甘さが印象的ですが、すっきりしています。


青リンゴの様なフルーツ感も少しあり、余韻はチョコレートを感じました。

 

 

 

飲み比べ感想


色味は『新しい白角』の方が少し濃いですが、香りは『旧白角』の方がフルーツ感も強く、甘味も強く感じました


『旧白角』は開けてから時間が経っているので、少しアルコールの角が取れているからかもしれません。

 

新しい白角はよりキレが増した感じがして、まさに『すっきり、かろやか。』です!

 

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ハイボールはこの時期とっておきです。


『どちらが美味しいか?』と言えば僅差で『旧白角』ですが、開封してから時間が経つとほとんど差はなくなるのかなと思いました。

 

それよりも限定復活ですが『白角』を普通に買えるのがありがたいですね!


正式には明日2022年8月9日(火)発売ですので、皆様も見かけた際は是非購入してみてはいかがでしょうか?

 

 


次回!

 

 

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『限定発売の白角ハイボールを飲んでみた!』

 

お楽しみに〜

 

www.nukabukuro.jp

 

 

 

 


では。

 

ウイスキーが、お好きでしょ - 石川さゆり

 

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白角復活!!【白角vs角】


皆さんこんばんは。


ぬか袋のお時間です!

 


蝉が鳴き出し、夏っぽくなってきましたね!


コロナには気をつけないといけませんが、お祭りに海、花火など夏らしいことも今年は楽しめそうですね。

 


さて、本題です。

 

ウイスキー界隈で最近話題になっていて、このブログでも以前にご紹介した『白角』が待望の復活をするようですね!

 

 

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『白角とは?』という方はこちらから。

 

そんな本日は『通常の角』と『白角』どちらが美味しいのかを復活前に試してみました!

 

 

 

白角

 

実際に飲み進める前にさらっと『白角』について。

 

1992年サントリーから角瓶(黄色)の姉妹品として販売を開始して、2019年3月をもって休売になりました。


休売の理由としては、観光客を中心にジャパニーズウイスキーの人気が高まり、シングルモルト『白州』が年数表記なしのノンエイジ品でも売れ、原酒不足を回避する目的で白角の休売が決定したと言われています。


2018年6月に休売し、2021年3月に再販された『白州12年』同様、設備の増設などで原酒の確保ができるようになったので今回の復活が実現したと思われます。

 

待ってたぜ!白角!

 

『角瓶(黄色)』の角ハイボールとは違い、『白角』は『和食と合う、淡麗辛口』をキャッチフレーズに、キーモルトを『白州』のホッグスヘッド樽にして爽やかかつ、ドライなブレンドに仕上げられています。


『角瓶(黄色)』のキーモルトは山崎、白州のバーボン樽です。

 

『白角』は白州のホッグスヘッド樽のみがキーモルトとして使用されており、グレーン原酒はライトタイプをブレンドしています。

 

どちらもキーモルトの他に一部海外の原酒も使用していますので、日本洋酒酒造組合の定めるジャパニーズウイスキーの定義には当てはまりません。

 

 

白角復活

 

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この度、『白角』2022年8月9日に数量限定で再販されます。

 

希望小売価格は¥1,397(税込)

 

数量限定って何本ぐらいなんだろ??


同じ日に『白角ハイボール缶』も発売されるようです。

 

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2019年3月に休売したので約3年5ヶ月ぶりの発売となります。


ボトルは休売していましたが、缶タイプの『白角水割り』は現在でも購入できます。


ウイスキーはラベルやボトルが変わるなど、新しくリニューアルされると中身のブレンドも多少変わります


なので、今回復活する『白角』も僕が持っている『白角』と多少の味の違いはあるかと思いますので、また手に入ったら飲み比べもしてみようと思います。

 

その前に意外としていなかった角と白角の飲み比べをしてみました!

 

 

 

白角 vs 角

 

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今回はストレートとハイボールで飲み比べをしました。

 

せっかくなので以前『角瓶』を買った際におまけとして付いてきた角瓶と同じ亀甲模様のジガーカップを使用しました。

 

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まずは現在どこでも買える『通常の角』から。

 

 

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【サントリー 角】
《度数》40%

《原材料》モルト・グレーン

 

 

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色味は綺麗な琥珀色で、まさにウイスキーといった色味です。

 

香り

 

バニラや蜂蜜の甘い香りと若干のフルーツ香を感じました。

 

アルコール感が多少強いのでそれほど伸びのある香りではありません。

 

味わい


香り同様アルコール感が強いですが、樽香や蜂蜜の甘さもありストレートでも案外飲めるんだなと思いました。


余韻や伸びはそれほどありません。

 

 

続きまして『白角』です。

 

 

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【サントリー 白角】
《度数》40%

《原材料》モルト・グレーン

 

 

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色味は薄い琥珀色で通常の角と比べても薄い色味になっています。

 

 

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香り

 

アルコール感は通常の角と比べてまろやかで、青リンゴのフルーツ香を感じました。


バニラの甘い香りは黄色より重くなくドライな印象です。


やはり白州がキーモルトなだけあって、薄いですが白州らしさは出ています。

 

味わい

 

通常の角と比べて甘さは控えめでドライな印象です。


若干のフルーツ感はありますが、かなりスムースでした。


香り立ちのフルーツ感は強いものの、甘さは控えめでキレのある印象です。


ストレートだと少し弱いかなといった印象で、通常の角の方がストレートは飲めるなといった感じでした。

 

 

お次はハイボール!

 

 

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まずは『通常の角』から。

 

香り

 

バニラの甘さと、うっすらと樽香を感じましたがハイボールにするとそれほど香りは強く残りませんでした。

 

味わい


酸味と甘味のバランスが良く、しっかりとウイスキーらしさも残っています。


余韻で穀物感はあるものの、個性が強く出ることはなく喉越しで飲めるスッキリさも兼ね備えていました。

 


お次は『白角』ハイボール

 

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香り


ストレートで香った青リンゴのようなフルーツ香はかなり弱くなりました。


通常の角と同様にハイボールにするとそれほど香りは強く残りませんでした。

 

味わい


スッキリドライな飲み口ですが、青リンゴ感は増したように感じます。


ストレートでは通常の角より薄い印象でしたが、ハイボールになると爽快感が特徴的でした。

 

どちらが美味しいかと言うと難しいですが、ずっと飲み続けられるのはあっさりした『白角』で、ゆっくりと楽しめる味わいは『通常の角』に軍配があがります。

 

食中酒は『白角』、食後の晩酌は『通常の角』が良いのかなと思いました!

 

まさに淡麗辛口!


皆さんも8月9日に出会えたら是非試してみてください!

 

常飲酒としてはコスパも良く、癖も無いのでどんな時でも美味しく飲めるおすすめの1本です!

 

各所で予約なども始まっているようですので、お探しの方は早めに予約しても良さそうですね!

 

 

実際に『新白角』と『旧白角』を飲み比べた記事はこちら

 

www.nukabukuro.jp

 

 

 

 

 

 

 

では。

 

I'd Rather Be Alone-Eli Paperboy Reed

 

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煙たいハイボール缶【プライムハイボール】

 

皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です。

 


梅雨が明けたのに、今になって雨がよく降りますね。


突然のゲリラ豪雨には気をつけたいところです。


日中はかなり暑くなる日も増えて、仕事を終えると冷たい飲み物を飲みたくなりますね。

 

そんな本日は、夏にとっておきの1本をご紹介します!

 

 

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『サントリー プライムハイボール THE SMOKY』

最近セブンイレブンで発売されたハイボール缶です!

 

 

 

 

プライムハイボール


サントリー プライムハイボール2022年6月6日にセブン&アイグループ限定で発売されました。


厳選されたモルト原酒と複数のグレーン原酒を伝統の技術でブレンドし、圧倒的な飲みやすさと、香りとコクを楽しめる心地よいマイルドな口当たりに仕上げられています。

 

ハイボール缶は過去にもこのブログで紹介しましたが、甘味成分などいらないものが入ってる物が多いです。

 

www.nukabukuro.jp


普段、自宅などで自分でハイボールを作る方は特にこの甘味成分を敏感に感じると思います。

 

僕たちは純粋なウイスキーソーダを飲みたいんだ!!


そう思っている方は多いはず。


最近は少しずつ、ウイスキーを炭酸で割っただけの純粋なハイボールの缶タイプが出てきました。

 

そして本日紹介するプライムハイボールも純粋なウイスキーソーダです!


念のため原材料の確認を。

 

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『モルト』『グレーン』『炭酸』

 

僕らが飲みたいハイボールはこれなんです!


そして、サントリーが出している商品でグレーン原酒のみ国内製造ということは『知多』が使われているかもしれませんね。

 

 

スモーキーとは

 

 

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ウイスキーでは香りや味わいを『スモーキー』や『ピーティー』などと表現される銘柄があります。

 

なんだそれ?


簡単に言うと、燻製香のようなBBQをしてるときにするような香りを『スモーキー』と言います

 

BBQ終わりの服についたあの香りもスモーキーです!笑


好き嫌いがはっきりしているので、香りが苦手な人は飲めませんが、好きな人はハマる人が多い印象です。

 

ピーティーはなに?

 

『スモーキー』は煙臭いウイスキーの総称で、その中で更に細分化された1つが『ピーティー』です!


世界各国のウイスキーのブレンダーは『スモーキー』を3つに分類しています。

 

  • ピーティー

スモーキーと言えば1番想像しやすい燻製やBBQのような煙の香りです。

 

  • メディシナル

薬品臭のような香りで、正露丸のような香りが代表的です。

 

  • ハーシュ

バランスの悪い印象を与える香りのことを指します。

 

どうやってそんな香りをつけるの?


スモーキーなフレーバーのもととなるのが『ピート(泥炭)』です。

 

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『ピート(泥炭)』とは、『ヒース』というスコットランド北部の原野に多い野草や水生植物などが、長い年月をかけて炭化したものです。

 

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ウイスキー造りの麦芽を乾燥させる工程で、ピートの煙で乾燥させることによって、燻された香りが麦芽につきます

 

そうして出来上がったウイスキーには独特なスモーキーフレーバーが生まれます。


またピートにも様々な種類があり、元となる植物によってフレーバーが異なります


内陸など草木が多い地方のピートを使用すると、華やかな香りが強くなります


反対に、海の近くなど海藻が多い地方のピートを使用すると、薬品や磯のような香りが強くなります

 

薬品系は特に好き嫌いが明確です!


スモーキーフレーバーは数値で表すことができます


スモーキーフレーバーの原因物質となる『フェノール化合物(フェノール類)』の量を数値化したものです。


『PPM』という単位で表されます


一般的にはPPMが20を超えると、スモーキーフレーバーが強い『ヘビリーピーテッド』と言われます


ただ、このフェノール値が必ずしも実際に飲んだ時の味わいと一致するとは限りません。


あくまで数値ですので、PPMが低い方がよりスモーキーに感じることもあります。

 

僕が飲んだ最大PPMは156PPMです!笑


かと言って数字が倍になれば倍煙臭くなるという感じではなく、ある一定を超えると数値で味わいに影響はそこまでないのかなと感じました。

 

しかし、世にはPPMが300を超えるものも存在します。

 


では実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング


今回は氷を入れたグラスに注いでテイスティングしました。

 

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【サントリー プライムハイボール THE SMOKY】
《度数》8%

《原材料》モルト・グレーン・炭酸


アルコール度数は8%なので角の缶より1%高くなっています。


だいたい缶のハイボールは6〜8%が多い印象です。

 

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色味は薄い黄色で一般的なハイボールと変わりありません。

 

香り

 

かなり薄いですが穀物感はあるものの、ウイスキーらしさは弱く感じました。

 

スモーキーな香りも、ほんのり香るぐらいで弱い印象です。

 

味わい


若干のスモーキーさはあるものの、スモーキーを売りにするほど強くは感じませんでした。


スモーキーの種類でいえばピーティーですが、かなり弱いです。


甘みもそれほどなく、すっきりした飲み口でライトボディなので普段ウイスキーを飲み慣れていない方でも飲みやすいと思います。


逆にウイスキーを普段から飲んでいる方には、ウイスキーの味わいは薄く感じると思います。

 

甘味成分も入っていないので、すっきりしていてごくごく飲めて、食中酒でもいいと思います!
ハイボール入門にもおすすめ!

 

皆さまも見つけた際は試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

では。

 

New York state of mind - Billy Joel

 

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ジョニ緑【グリーンラベル15年】

 

皆さまこんばんは。

 

ぬか袋のお時間です。

 


『本当に梅雨に入っているのか?』というぐらい梅雨らしくない天気が続いておりましたが、関西も梅雨明けちゃいました。


『梅雨は本当にあったのか?』というぐらい短かったですね。

 

暑い夏も短めに終わってほしいですね!笑

 


それはさておき。


先日のジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブの記事は読んでいただけましたか?

 

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そんな本日ご紹介するのはジョニーウォーカー繋がりで

 

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『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年

 

金の次は緑です!

 

 

 

 

ジョニーウォーカー グリーンラベル15年 

 

 

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『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年は1997年に『ジョニーウォーカー ピュアモルト15年』という名前で発売が開始されました。

 

ピュアモルトってなに?

 

ピュアモルトとはモルトウイスキー100%のウイスキーのことです!

 

シングルモルトウイスキーと同義ですが、複数の蒸溜所のモルトをブレンドしたブレンデッドモルトウイスキーを指す場合もあります。


2004年に正式に『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年』へと名称が変わります。


しかし売上不振、原酒不足など理由は様々ですが、2012年に正規輸入での終売が発表されました


正規輸入での終売ですので、並行輸入では出回っていたようです。


その後、正規輸入代理店がキリンビールとなり、2016年に日本での販売が再開しました。

 

ジョニーウォーカーはブレンデッドウイスキーですので、基本的にはモルトとグレーンがブレンドされています。


しかし、『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年ブレンデッドモルトウイスキーです。


スカイ島の『タリスカー』、アイラ島の『カリラ』、スペイサイド地方の『クラガンモア』、『リンクウッド』の4つをキーモルトに使用し、最低でも15年熟成したモルト原酒だけを原材料としています。

 

最低15年熟成ってことはそれ以上も入ってるの?

 

もちろん入ってる可能性はあります!


樽で熟成させたウイスキーは、その樽ごとに微妙に味や特徴が異なっています。


商品化するにあたって、ボトル毎の味を均一化させる必要があるので、色々な樽の原酒をブレンドして、味わいの調整をしてボトルに詰められます


相当な数を造っているので僕の買ったボトルと、今お店に並んでいるボトルで使われている樽は違う可能性も十分あります。


ただ、熟成年数を表記する場合はブレンドした原酒の中でも最も若い原酒の熟成年数を表記しなければいけません。


例えば30年、15年、5年の熟成された原酒をブレンドした場合は5年と表記しなければいけません。


そうしたルールがなければ、実際30年熟成された原酒は1適しか使用されてなくても、30年熟成と表記できてしまいます。

 

説明はこれぐらいにして、実際に飲んでいきましょう!

 

 

テイスティング


せっかくなので今回も定番のジョニーウォーカー ブラックラベル12年と比較してみました!

 

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どちらもストレートでテイスティングしました。

 

まずは『ブラックラベル12年』から。

 

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【ジョニーウォーカー ブラックラベル12年】
《度数》40%

《原材料》モルト・グレーン

 

 

色味は少し濃くて綺麗な琥珀色です。

 

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香り

 

ウッディな香りとスモーキーさが特徴的で、レーズンや焼き菓子、バニラの様な甘さも感じました。

 

スモーキーさも強過ぎないので、甘い香りとのバランスは非常に良かったです。

 

味わい

 

度数は40%とそれほど高くないのでアルコール感はあまりなく、ほのかにスモーキーで、ビターチョコレートの甘さ、余韻はドライフルーツを感じました。

 

スモーキー、甘さ、スパイシーさのバランスが良かったです。

 

お次は『グリーンラベル15年』です。

 

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【ジョニーウォーカー グリーンラベル15年】
《度数》43%

《原材料》モルト

 

色味はブラックラベルより少し薄い琥珀色です。

 

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香り

 

青リンゴ、洋梨のフルーツ香とバニラの甘い香りが特徴的で、少しスモーキーさも感じられました。

 

ブラックと比べるとよりフルーツ感が強くて、スモーキーさは控えめな印象です。

 

味わい

 

口当たりはまろやかで、青リンゴのフルーツ感とハチミツのような甘味が印象的でした。

 

余韻に少しスモーキーさもありますが、全体的に軽めでした。

 

実際に飲み比べてみて、ブラックラベル12年の方が全体的に若く、スモーキーでドライさが目立っており、グリーンラベル15年はフルーツ感とスモーキーさのバランスの良さを感じました。

 

フルーツ感が爽快なので、まさに暑い夏に飲みたくなる1本でした!

 

皆さんも是非一度、試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 
 
では。
 
Hey Girl-Billy Currington
 

 

 

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富士山の恵み【富士シングルブレンデッド】

皆さまこんばんは。


ぬか袋のお時間です。

 


相変わらず梅雨入りしたというのに関西は晴れの日が多いですね。

 

そして暑い!!


皆さんも小まめに水分補給して熱中症や脱水症状に気をつけましょう。


話は変わりますが、僕はスーパーや酒屋を通るとなるべくお酒の品揃えをチェックする癖がついてしまいました。


もちろんウイスキー目当てです。


最近は日本でも新しい蒸溜所が増えて、お店でも色んな日本のウイスキーが並んでいます。


中にはジャパニーズウイスキーと謳えないのに紛らわしいパッケージで怪しいものも増えました。

 

京都と書かれたウイスキーとかね。。

 

ウイスキーについてあまり知らない人からすれば、どうでもいいかもしれませんがいただけないものもあります。


そんな中、『怪しいやつ』と思われがちで思ったより人気のないウイスキーがあります。

 


2020年に発売した『シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士』です!


シングルグレーンで値段が高いというのもあると思いますが、思ったより人気がないように思えます。


そんな富士からグレーンではなく、シングルブレンデッドが発売されました!


流石にフルボトル買うほどの勇気はなかったので、馴染みのBARで飲ませてもらいました。

 

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本日は『シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士』についてです!

 

 

 

富士御殿場蒸溜所

 


シングルブレンデッド富士をテイスティングする前に、まずは富士を造っている富士御殿場蒸溜所』について簡単に。

 

 

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富士を造っているのは静岡県にある『富士御殿場蒸溜所』です。

 

 


静岡県御殿場市に位置し、日本の象徴 富士山の麓にキリンビールが1972年に創業し、翌年1973年から稼働しています。


この地は富士山に降り注いだ雨水や、雪解け水が50年もの時間をかけてゆっくり富士山の地層で濾過され『富士の伏流水』と呼ばれる地下水が産み出されます。


そして、標高600mの土地に建てられた富士御殿場蒸溜所1年を通じてウイスキーの熟成をゆっくりと進めるために欠かせない冷涼な気候になっています。

 

年平均気温は13℃だそうです!


気温だけではなく、御殿場は1年を通じて霧が発生するので、ウイスキー造りに重要な湿度も年平均で80%を越えます


まさにウイスキーの熟成に適した湿潤な気候で、ウイスキーにとっての理想的な環境が揃っています。


富士御殿場蒸溜所一つの蒸溜所でモルトウイスキーとグレーンウイスキー両方造ることができます


さらに生産、貯蔵、ボトリングまで全て一貫して行っている世界でも数少ない蒸溜所です。

 

グレーンウイスキーへのこだわり


富士御殿場蒸溜所は特に『グレーンウイスキー』造りにこだわりがあります。

 

グレーンウイスキーって?


大麦麦芽のみを原料とする『モルトウイスキー』とは違い、小麦やトウモロコシなどの穀物を主原料とし、モルトに比べて風味は軽やかなウイスキーです。

 

その風味からサイレントスピリッツと呼ばれています!


富士御殿場蒸溜所3つのタイプのグレーンウイスキーを使い分けています

 

  • すっきりした味わいでモルトの味を引き立たせる、一般的な連続式蒸溜器で造る『クリーンタイプ』
  • バーボンで使われているダブラーと言われる多棟連続式蒸溜器で造る『バーボンタイプ』
  • ケトルという単式蒸溜器で造られる『カナディアンタイプ』


この3つのグレーンウイスキーを使い分けています。


ちなみにサントリーのグレーンウイスキーを造っている『知多蒸溜所』は連続式蒸溜器によって『クリーン』『ミディアム』『ヘビー』の3タイプを造っています

 

www.nukabukuro.jp

 

 

田中 城太

 

富士御殿場蒸溜所を語るうえで外せないのがマスターブレンダーの『田中 城太』さんです。

 

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マスターブレンダー?


『マスターブレンダー』とはウイスキーの原酒の味や香りなどの個性を利き分けて、ウイスキーのイメージを組み立てバランスよくブレンドする役割があります。

 

つまりウイスキーを調合する最高責任者です!


田中さんは2017年にウイスキーマガジンの発行元パラグラフ・パブリッシング社の主催する世界的アワード『Icon of Whisky2017』でも『マスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー』を受賞しています。

 

ウイスキーマガジン?

 

ウイスキーマガジンとは1998年に英国で創刊したウイスキーの専門誌です!

 

現在、世界100カ国以上で愛読されており、世界的なウイスキーのコンペティション 『ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)』を 年に1度開催しています。


ウイスキーマガジンが主宰する、長年にわたってウイスキー業界に貢献を果たした個人に与えられる国際的アワード『ホール・オブ・フェイム』の79人目の表彰者にも選ばれて殿堂入りしています。


日本では輿水精一氏(2015年)、稲富孝一氏(2016年)、宮本博義氏(2019年)に次いで4人目になりますが、現役での受賞者は田中 城太さんのみです。

 

そんなウイスキー業界で、すごい功績を残されている田中 城太さんの生まれは僕の地元でもある京都なんです!


お酒の町で有名な京都の伏見出身です。


お酒の町で育って日本のお酒に貢献するなんて素晴らしいですね。


田中 城太さんについて簡単にまとめると、世界的に評価されているウイスキーのブレンダーです。


そんな田中 城太さんがブレンドした富士を実際に飲んでいきましょう!

 

 

テイスティング

 


今回もストレートでテイスティングしました。

 

 

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【シングルブレンデッド 富士】
《度数》43%

《原材料》モルト・グレーン

 

 

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色味は綺麗な琥珀色です。

 

目立って濃くもなく、薄すぎずといった感じです。

 

香り


洋梨やハチミツのような上品な甘い香りと華やかなフルーツ香、青っぽい瓜のような香りも感じました。


アルコール感やスモーキーな感じはありませんでした。

 

味わい

 

ブレンデッドウイスキーではありますが非常にグレーン感が強く、中でもバーボンを強く感じました。


口当たりは軽やかで白い花のような華やかさと、甘さを兼ね備えたバーボンという印象です。

 

一瞬シングルグレーンかと思ってしまうほど、グレーン感が強かったです。


アルコール感はあまりないので、ストレートでも充分美味しいですが、ハイボールでも美味しいかと思います。


グレーンウイスキー造りにこだわりのある富士御殿場蒸溜所らしいブレンデッドで良い意味でらしさが出てました。

 

今後はシングルモルトも発売する予定みたいですので、今後も楽しみです!


皆様も見つけた際は一度、試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

では。

 

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